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王様「お前には辺境村の再興を頼む」隊長「なにそれこわい」その2

440:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/23(水) 16:10:14.06 ID:PLhX38iL0

こんなよびかた あんなよびかた そんなのひとのかって >>1はハチビって呼んでるけどまあなんでもいいんじゃない


エルフ長「本当はキサマら蛮族の力なぞ借りたくないが仕方ない」ハァ

妖精「相手はそんなに強いの」

エルフ長「……まあな」

妖精「ところで隊長はどこに行ったの?」キョロキョロ


幼エルフ「なんでにんげんがここにいるのー!?」

隊長「女王様に泣きつかれちゃってね」

幼エルフ2「うそつけー!! ニンゲンとエルフははなさないってカーチャンがいってたんだからな!!」

隊長「バレたか 実は俺は……お前たちエルフを食べに着たんだー!!」ガオー

幼エルフ「きゃーーーっ!!」

エルフ長「やめんか」パシンッ

隊長「いたっ!?」バタン

エルフ長「子供相手になにをしているんだ まさに蛮族だな」

幼エルフ「お姉ちゃんありがとー!!」

エルフ長「当然のことをしたまでだ」フン




441:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/23(水) 16:19:57.02 ID:PLhX38iL0

エルフ長「ここがキサマらが泊まるところだ」

隊長「わーい! お馬さんと一緒だよ!!」

妖精「馬小屋とかマジで舐めてるわね」

エルフ長「蛮族を泊める物好きな家などない」

エルフ長「明日は朝から出るんだ 良く寝ておけ」バタン


妖精「本当に腹立つわね!! このアホと妖精のアタシを一緒にするな!!」プンプン

隊長「はぁあ~~~~」ドシン

妖精「アンタも馬鹿なことばっかりやってるし!!」

隊長「馬鹿を装っておけば後々楽になることもあるの」

隊長「それと妖精ちゃんの鱗粉には回復効果があったりする?」

妖精「まあ……気休めだけど」

隊長「じゃあお願いしていいかな」ペラリ

妖精「ちょっとアンタ! 酷い傷じゃない!! ここなんて矢が刺さりっぱなしになってるし!!」

隊長「抜いたら出血するからね 根元以外は圧し折ったんだけど」ハァハァ



447:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/23(水) 23:01:23.06 ID:PLhX38iL0

妖精「そんな怪我しながら馬鹿やって馬鹿じゃないの?」

隊長「俺は無理しても多少は大丈夫だけど」

隊長「八尾さんは無理しすぎないと間に合わないかもしれないし」

妖精「今日これから依頼の件を黙ってすませに行こうとか考えてないでしょうね」

隊長「流石にもう動けません 今日はここで休みます」アハハ

妖精「でも傷の手当てぐらいはもう少し早くやれば良かったでしょ」

隊長「そんなことしたら エルフの人たちが遠慮しちゃうから」

妖精「……アンタ本当に馬鹿ね」


翌日

隊長「傷口がもうあんまり痛くない!!」

妖精「痛くなくても激しく動いたら傷口が開くからね」

隊長「無理はしないよ無理は」

妖精「嘘くさいわね」



448:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/23(水) 23:12:17.90 ID:PLhX38iL0

エルフ長「それでは行くぞ」

隊長「ダークエルフさんは歩いてるとエンカウントするの?」

エルフ長「ここの結界と同じように奴にも自分の縄張りがある」

妖精「そこの縄張りにいけばいいわけね」

エルフ長「言っておくが 止めは私が刺す」ギリッ

隊長「なにかありそうだけど もしかして恋人が殺されたとか」

エルフ長「奴は確かに強いが誰かを殺したことは一度もない」

エルフ長「もう二度と戦いたくないって兵士は結構いるがな」

隊長「」

妖精「アンタ顔が真っ青よ 大丈夫?」

隊長「いや そんな恐ろしいのと戦いに行くかと思うとね」

妖精(どう考えても傷口が塞がってないからでしょうが)



449:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/23(水) 23:21:45.10 ID:PLhX38iL0

エルフ長「ここから先が奴の縄張りだ」

隊長「じゃあ入ろうか――ぐぇっ!?」

エルフ長「待て待て 対策はなにかいらないのか?」グイッ

隊長「まずはなにより一度戦ってみないと どうせ殺されないんだし」

妖精「アンタのその能天気さは誇っていいと思うわよ」

隊長「じゃあ入るよー」ザッ

ドスッ

妖精「ひぃっ!?」ビクッ

隊長「木で出来た槍だ」ズボッ

???「タチサレタチサレ」

隊長「じゃあ行こうか」ザッザッ

エルフ長「なあ あの蛮族はいつもあの調子なのか?」

妖精「まあね 隊長が好きとかいってる奴の気がしれないわ」ハァ



464:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/25(金) 18:25:53.39 ID:d0C+c+f00

???「タチサレタチサレ」パクパク

隊長「なんか褐色っ子を発見した」ドキドキ

妖精「あれが噂のダークエルフってわけ?」

エルフ長「そうだ 気をつけろよ」

隊長「一ついいかな?」

エルフ長「……なんだ?」

隊長「褐色っ子を見てからドキドキが止まらない」ドキドキ

エルフ長「」

妖精「」


ダーク「」ニコッ

シュンッ

隊長「――ッ!?」キンッ

妖精「隊長!?」

隊長「なにあの槍 伸びたんだけどゴムゴムの実でも食べてるの!?」



465:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/25(金) 18:34:50.43 ID:d0C+c+f00

エルフ長「あれが我々が使う精霊魔法だ」

エルフ長「今のは地の精霊に語りかけ 槍の木で出来ている部分を一時的に成長させたんだ」

隊長「便利能力すぎじゃない リーチ長いじゃん」

エルフ長「逆にいえば懐に入りさえすればなんとかなる」

隊長「もしかしてエルフって近距離苦手?」

エルフ長「……聞くな 仮に付け焼刃でやろうとも奴には勝てない」

隊長「最もだね じゃあ援護は任せた!!」ダッ


ダーク「」ニコニコ

隊長(この子ヤバイ 短刀がどんな攻撃も切れると否や受け流すことに切り替える機転)

隊長(リーチの差は確かにあるけど それを差し引いても実力の差がありすぎる!!)

キンッ

隊長「ナイス援護!!」バッ

エルフ長「どうだ?」

隊長「旗色が悪いです」

妖精「アンタの顔色もマッハでヤバイけど」



466:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/25(金) 18:47:19.50 ID:d0C+c+f00

隊長「エルフ長さんさ 彼女の手を狙える?」

エルフ長「隙があればなんとか」

隊長「じゃあ隙を作ってくる!!」ダッ

ギンッ

ダーク「」ニコニコ

隊長「割かし余裕だよね」ガッガッ

隊長「でもこれならどうかな!!」グイッグイッ

ダーク「――ッ!?」

妖精「あいつ! あんなに近づいて馬鹿なの死ぬの!?」

エルフ長「いや 奴は人を殺さない それならギリギリまで近づいても問題は――」

妖精「そうじゃないの!!」


ダーク「」タジタジ

隊長「これな……あれ?」

グサッ



469:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/25(金) 22:29:13.25 ID:d0C+c+f00

隊長「怪我してなければ大丈夫だったんだけど……」ドサリ

妖精「隊長!!」

ダーク「」ガシッ

妖精「ちょっとアンタ!!」

ダーク「……」ジッ

エルフ長「……ちゃんと返せよ」

ダーク「」バッ

隊長「」ズルズルズル


仕事入ってくる



476:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/27(日) 04:54:50.52 ID:+ykS+OcDO

おつ





479:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 16:30:32.54 ID:NJte5uOG0

隊長「……んぅ」バサッ

ダーク「すぅすぅ」

隊長「起きたら目の前に褐色っ子が!!」

隊長「そして近づき過ぎてて顔が涎塗れに!!」ベタベタ

隊長「美少女の涎……ないな」ベタベタ

ダーク「zzzz」

隊長「家か……この子の住処っぽい」

隊長「ヤバイな 人質かと思ったけどエルフさんたち容赦なく俺まで殺しそう」

隊長「取りあえずここがどこなのか確認しよう」

ガチャ……バタン

隊長「扉を開けたらそこから先に足場がなかった」

隊長「ここ多分 巨木の上に立ってる」ガクガクガク



480:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 16:35:02.32 ID:NJte5uOG0

隊長「逃げられないのはわかったし なぜか傷が全くなくなってることから」

ダーク「zzzz」

隊長「この涎製造機ちゃんが治療してくれたのは明白」

隊長「殺すなりなんなりするなら直ぐに出来ただろうし 少し話を聞いてみよう」ペチペチ

ダーク「zzzz」

隊長「おきてー」ペチペチ

ダーク「」ガバッ

隊長「おはよう 俺が誰だかわかる?」

ダーク「」クビカシゲ

隊長「さっきも思ってたけど もしかして喋れないの?」

ダーク「」コクコク

隊長「でもこっちが言ってることはわかる?」

ダーク「」コクコク

隊長「これから色々質問していい?」

ダーク「」クビカシゲ

隊長「これから色々お話していい?」

ダーク「」コクコクコク!!

隊長「なにこの生物 可愛いわ」



481:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 16:40:11.76 ID:NJte5uOG0

隊長「君はここに一人で住んでるの?」

ダーク「」ブンブン

隊長「もしかして他に誰かいるとか?」

ダーク「」ユビサシ

隊長「……あぁ 俺も既に涎製造ラインに組み込まれてるんだ」

隊長「涎を出すだけの簡単なお仕事です」

ダーク「」パチパチ

隊長「なぜか拍手された」


隊長「この家を作ったのも精霊魔法?」

ダーク「」パチン

ゴゴゴゴゴ

隊長「床から木製の椅子が生えてきた」

ダーク「」エッヘン

隊長「なにその魔法超便利」



482:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 16:45:50.74 ID:NJte5uOG0

隊長「それでどうしてエルフさんたちと戦ってるの?」

ダーク「」クビカシゲ

隊長「エルフさんたちと喧嘩してる?」

ダーク「」ブンブンブン

隊長「やっぱり違うのか もしかして……」


妖精「遊んでるですって!?」

エルフ長「そうだ こちらが幾ら本気を出そうとあちらは遊んでいる程度の感覚なんだ」

エルフ長「矢で刺そうにも刺さらない」

妖精「魔法があるじゃない」

エルフ長「人間や他の魔族が使う魔法と精霊魔法は種類が違う」

エルフ長「精霊の力を借りる以上 それらはより強い力を手伝うに決まっているだろう」

妖精「精霊魔法じゃ倒せないって?」

エルフ長「そも私たちも勝てるとは思っていない 幸いなのはあっちが遊びだと思っていることか」

妖精「アンタたちも難儀ね」



483:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 16:52:35.65 ID:NJte5uOG0

隊長「お腹空いた」ぐぅ~~

ダーク「」チョイチョイ

隊長「もしかして食べ物をくれるの?」

ダーク「」コクコク

隊長「ヤバイ 本格的にこの家の子になっちゃいそう」

ダーク「」メシアゲレ

隊長「目の前にあるものが蛙とか蛇じゃなければもっと良かったけど」

隊長「昔は訓練とかで食べさせられてたけど」

隊長「こう考えると村の食べ物って結構良い物が多いんだよね」

ダーク「」グイッグイッ

隊長「それと口に押し付けないで! 蛇が唇噛んでるから!!」



484:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 16:57:11.55 ID:NJte5uOG0

隊長「まあこんな時のために携帯食料は持ち歩いてる」

隊長「村の野菜種!!」パンパカパーン

ダーク「」クビカシゲ

隊長「この種を土のあるところに……土出せる?」

ダーク「」パチン

隊長「本当に便利だね その魔法 それで埋めると」パンパン

隊長「そこに水をあげるとあら不思議 3分で野菜が出来るんです」

ダーク「」パチパチ

隊長「ちなみにこれ 収穫終わった後に根っこごと消さないと魔物になります」

隊長「火を出してもらっていい?」

ダーク「」パチン

隊長「ありがとう」



485:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 17:05:37.29 ID:NJte5uOG0

隊長「はい! これが村の名物野菜スープです!!」

ダーク「」クンクン……ペロッ

ダーク「」アツッ

隊長「舌で直接食べるからだよ スプーン使って」ハイ

ダーク「」プルプル

隊長「スプーン使ったことないんだ じゃあ食べさせてあげるよ」アーン

ダーク「」パクリ モシャモシャ

ダーク「」パァァ

隊長「美味しかった?」

ダーク「」コクコクコク

隊長「それは良かった」

ダーク「」ニコニコ



487:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 17:37:39.53 ID:NJte5uOG0

隊長「さてこれからどうするか……」

ダーク「」ペロペロ

隊長「餌付け一回で凄い懐かれてるし」

隊長「一番いいのはウチの村に引き込むことだけど」

隊長「いざとなったら九尾さんとかいるし」

ダーク「」ペロペロ

隊長「ダークちゃんはさ 俺の村で一緒に暮らすつもりはない?」

ダーク「……?」

隊長「美味しいご飯が食べられる村があるけど行く?」

ダーク「」コクコクコク

隊長「この子の将来が心配だ 特に坊主辺りの影響をモロに受けそうな」

隊長「守ってあげよう 全力で」



492:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 17:58:11.50 ID:NJte5uOG0

隊長「ダークちゃんを村に連れ帰る 薬を持ち帰る」

隊長「両方やらなくちゃいけないのが隊長の辛いとこだね」

ダーク「」クビカシゲ

隊長「ところでこの家からどうやって下りればいいの?」

ダーク「」ヒュッードスンッ!!

隊長「20mぐらい落下して無傷とかないです」

ダーク「」オイデオイデ

隊長「無理です 割と普通な人間は死んでしまいます」

ダーク「」ピョイピョイ

隊長「普通に足を引っ掛けて上ってくるとか」

隊長「マジで戦ってたら3秒で死んでたね 俺が」

ダーク「」クビカシゲ



493:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/27(日) 18:02:35.66 ID:NJte5uOG0

ダーク「」トントン

ピョコ

隊長「なんか板が生えてきた」

ダーク「」ピョン

ウィイイイイイイン

隊長「板に乗ると勝手に下りてくれるのか 万能すぎワロタ」

隊長「ありがとう」ナデナデ

ダーク「」キュー

隊長「さて ちょっとだけでいいから髪をもらっていい?」

ダーク「」コクコク

隊長「髪を切って これを首の変わりに見せればいいか」

隊長「それでも俺の言葉じゃ信憑性がないからエルフ長さんを抱きこむしかないな」

ダーク「」クビカシゲ



502:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/28(月) 02:17:30.11 ID:H1yfM0290

今まで寝てたとか……ないな


隊長「エルフ長さんたち見つけた!!」

妖精「隊長生きてたの?」

隊長「エルフ長さ~ん!! 怖かったよーーー」ダキッ

エルフ長「」

隊長「ぐすっ……ねぇこうやって抱いてもいいでしょ?」ウルウル


エルフ長「」ドスッドスッドスッ

隊長「」

妖精「気持ちはわからなくもないけど これ以上は死ぬわよ!!」



503:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/28(月) 02:22:31.77 ID:H1yfM0290

エルフ長「それでダークを自分の村に連れ帰りたいから私に虚偽の報告をしろと」

隊長「まあそうだね」

ダーク「」コクコク

隊長「このまま倒せない相手と永遠戦うより有意義だと思うけど」

エルフ長「駄目だ」

隊長「そこをなんとか……」

エルフ長「駄目だ」

ダーク「」ショボーン


妖精「昨日も隊長が言ってたけど エルフ長ちょっとこの子に対して私怨みたいなのもってない?」

エルフ長「それは……」

隊長「実は姉妹だって設定があったりとか」

エルフ長「それはない……だが昔から仲が良かったということはある」

隊長「幼馴染か」



505:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/28(月) 02:41:04.08 ID:H1yfM0290

エルフ長「いくら私たちが掟を破ったからといって 勝てない相手をどうして執拗に追いかけると思う?」

隊長「この子の力を悪用されないため?」

エルフ長「そうだ 莫大な魔力や戦闘能力に加え 精霊魔法は使いようによってはかなりの便利さを誇る」

エルフ長「それにこいつは人を疑うということを知らないからな」ナデナデ

ダーク「」キュー

エルフ長「この子を連れて行くといったが キサマはこの子の力を悪用しないのか?」

隊長「それは信用してもらうしかない」キリッ

妖精「じゃあ逆に聞くけど 今まで隊長を見てきてこいつが悪用出来ると思うの?」

ダーク「」ペロペロ

隊長「」ベタキリッ

エルフ長「大丈夫そうな気がしてきた」

隊長「おい」



506:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/28(月) 02:53:55.26 ID:H1yfM0290

エルフ長「それにこいつも一人より沢山の人間と一緒に暮らすほうがいいか」ナデナデ

ダーク「」ニコニコ

エルフ長「いいだろう 手伝ってやる」

隊長「ありがとうございます!!」


エルフ女王「それで死体は埋めて髪だけ持ってきたと」

隊長「そうです」

エルフ長「女王様 私も確認しているので間違いないかと」

エルフ女王「そうですか……ではこちらが薬になります」

エルフ女王「水に溶かして飲ませれば効くハズです」

隊長「ありがとうございましたー」ヘヘー

エルフ女王「それでは後は頼みましたよ」

隊長「はい!!」



508:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/28(月) 03:02:36.08 ID:H1yfM0290

妖精「案外すんなりいったわね」

隊長「まあ俺の予想が正しければエルフ女王様も気付いてたんじゃないかな」

妖精「まっさかー」

隊長「まあその辺りは気にしない方向で」


エルフ長「女王様 今回のことは私に責任があります」

エルフ女王「いえいいんです 私も掟とはいえ酷いことをしたと思っていますから」

エルフ長「私たちが一枚岩であるために女王様は……ッ!」

エルフ女王「いいのです これであの子も幸せになれるでしょう」


隊長「そういうわけで村まで走っていこうか」

ダーク「」コクコク

妖精「アンタ凄いお気楽な思考してるとこ悪いけど」

妖精「女の子連れ帰ったら殺されるんじゃない」

隊長「そうだった」ガクガクガク

妖精「忘れてたのか」



510:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/28(月) 03:22:17.61 ID:H1yfM0290

ドンドン

九尾「なんだ主様か ちゃんと貰ってきたのか?」

隊長「もちろん! これを水に溶かして飲ませてだって」ハイ

九尾「ふむ これで大丈夫だろう エルフの秘薬は信用出来るゆえ」

九尾「ところで一つ聞きたいのだが……」

隊長「どうしたの?」

九尾「後ろの娘っ子は誰ぞ?」

ダーク「」ニコニコ


隊長「久しぶりにモフたまる」モフモフ

九尾「なるほど 確かに良く見れば魔王様のような魔力を感じるの」ナデナデ

ダーク「」ウズウズ

九尾「お主もモフるか?」

ダーク「」モフモフモフモフ

妖精「なにこれ」


寝るね






521:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県):2011/11/29(火) 20:24:28.13 ID:lNzCp8R80

モフ?

…モフ




522:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/30(水) 12:33:23.99 ID:1HCN/lnK0

妖精「じゃあアタシはそろそろ帰るから」

ダーク「」ガシッ

ダーク「」ペロペロ

妖精「離しなさいよ!! ってか涎臭い!?」

隊長「あははっ! 帰って欲しくないんだって」

妖精「笑い事じゃないでしょ! アタシが涎で大変なことになる前に助けなさい!!」


隊長「それじゃあありがとね」

妖精「もう二度と行かないわよ」ベトベト

九尾「どうやらこやつは少々思考が幼いようだの」

隊長「どんな教育受けてたかは知らないけどね」

ダーク「」モフモフ



524:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/30(水) 12:42:19.87 ID:1HCN/lnK0

九尾「まあ八尾は直ぐに目覚めるわけでもないから 今日は帰って寝んさい」

隊長「いや今日ぐらいは八尾さんの看病をしていたいからさ」

ダーク「~~~♪」ペロペロ

隊長「それに久しぶりに九尾さんと話していたいし」ニコッ

九尾「色々言いたいことはあるが 八尾の顔がベトベトだし」

八尾「う~んう~ん」ベトベト

九尾「それに帰りたくないのは別の理由があるのではないか?」

隊長「ギクッ!! ソンナコトアリマセンヨ」

九尾「下手な世辞を使わねば黙っておったのに」

九尾「恐らくそこのエルフを連れ帰ったらボコボコにされるだろうとか」

隊長「なにか策を授けてください!!」ドゲザ

九尾「無理だの 諦めてボコボコにされい」

隊長「ですよねー」ハァ



525:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/30(水) 12:53:00.26 ID:1HCN/lnK0

隊長「俺が連れてきた手前 誰かに預けるなんて出来ないもんな」

ダーク「」ニコニコ

隊長「幸いなのは余計なことを喋らないことか これ以上泥沼になられても困るし」

隊長「ただい――」


副官『隊長は遅いですね』

鬼『そろそろ帰ってきてもいいと思うんだけどな』

隊長「中の音が聞こえてくる みんな心配してくれ――」

弓『問題は隊長さんが何人女の子を連れて帰ってくるかだよね』

空『相手は堅物のエルフとはいえ 恐らく2.3人は固いじゃろうな』

隊長「俺ってそんなに信頼ないのかな ないよね」ハァ

ダーク「」クビカシゲ



526:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/30(水) 13:03:32.10 ID:1HCN/lnK0

隊長「でも誠意を持って話してくれれば許してくれるよね 別に結婚するわけじゃないし」

ダーク「」ニコッ


副官『何より腹立しいのは私たちの返事を有耶無耶にして出て行ったことですね』

弓『うむ 私たち全員を幸せにすると言った手前 いきなり女でも連れ込んだら』

鬼『ミンチになるかもしれねぇな』

隊長「こ 殺される」ガクガクガク

ダーク「」クイックイッ

空『まあ皆落ち着け よく言うじゃろう』

空『浮気をせん夫もいいが 全くせんと男として魅力がないと』

隊長「空ちゃんが良いことを言いました 覚えておいてね」

ダーク「」コクッコクッ

副官『甘いです!! そんなことを許していたら嫁が二十人ぐらい出来ますよ』

空『それは嫌じゃな』

隊長「」



528:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/30(水) 13:33:33.39 ID:1HCN/lnK0

ガタッ

副官「誰です!?」ガラッ

弓「おや 隊長さんじゃないか」

隊長「ただいま」アハハ

鬼「久しぶりに顔を見た気がするぜ!!」

空「そうじゃな」

隊長「遅くなっちゃったみたいでごめんね」

副官「それで後ろにいる女の人は誰ですか?」

隊長「」

ダーク「」ニコニコ

隊長「エルフの里で拾いました」

弓「最近のエルフは落ちてるものなんだね」

みんな「「あはははははっ!!」」


ボコッガスッゴッ





529:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/30(水) 13:47:40.98 ID:1HCN/lnK0

副官「全く そういう事情があるなら先に言えばいいでしょう」

空「ほれ 無駄に殴ってしまったじゃろうに」

隊長「本当に無駄に殴られたよね それとダークちゃんは舐めないで」ボロボロ

ダーク「」ペロペロ

鬼「それで隊長さんはこいつも嫁にするのか?」

隊長「えぇっと この子はどっちかというと子供みたいな感じかな」

弓(ということは……)

空(この娘っ子を籠絡したものが本妻に……)

ダーク「……?」クビカシゲ

弓「ほらお姉さんがお菓子をあげよう」

空「我に存分に甘えるがよいぞ」

ダーク「」モシャモシャ



530:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/30(水) 13:56:49.54 ID:1HCN/lnK0

副官「なるほどそういうことですか」

副官「ダークさん 私がお母さんですよ」ダキッ

隊長「お母さんってそんな……」

鬼「どういうことだ?」

ダーク「」ゴツゴツ

弓「なんか凄い苦しそうにしてない」

空「抱きつき方に不自然なところはないはずじゃがな」


ダーク「」バッ

副官「あっ!?」

ダーク「」トテトテダキッ

鬼「おいおい 俺の胸の方がいいのかよ」

ダーク「」ギュー

弓「やっぱり絶壁は嫌だったんだ」

空「抱きつくだけでダメージを与えるとは ゴツゴツメットとかあったしな」

副官「」チャキ

隊長「落ち着いて! 悪気はないんだから!!」



531:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/11/30(水) 14:12:36.48 ID:1HCN/lnK0

隊長「ほら! 俺は副官ちゃんのそういう所も含めて好きって言ったろ」ギュー

副官「隊長……」

弓「最近では胸のネタが鉄板になってるよね」

空「それを言うなら鉄板ではなく絶壁じゃろうて」

弓・空「「あっはっはっは!!」」

副官「ブッコロス!!」チャキ

隊長「お願いだからこの子を刺激しないで!!」


鬼「ほれほれ 可愛いな」コショコショ

ダーク「~~~♪」キュー

弓「妹ちゃんといい盗賊さんたちといい 鬼はやたら子供にモテるね」

空「盗賊は子供でいいのか?」

副官「子供みたいなものでしょ」


辺境村 村人76人





537:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/01(木) 15:36:02.28 ID:sntDsFXj0

隊長「九尾さん 八尾さん起きた?」

九尾「もうそろそろ起きそうなんだがの」オチャー

ダーク「」ペロペロ

隊長「ほら ダークちゃんも早く起きて欲しいって」

九尾「顔がベタベタになっておるがの」

八尾「ベタベタ!?」ガバッ

隊長「ダークちゃんの涎のお陰で起きたよ やったねダークちゃん!!」ナデナデ

ダーク「」ムネハリ

九尾「顔はベタベタだがの」

隊長「でも本当に良かったよ」ハァ

八尾「私は一体……」




538:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/01(木) 15:44:53.39 ID:sntDsFXj0

九尾「とまあそういうことがあったゆえ」

九尾「ゆめゆめ忘れることなく反省することだの」

八尾「はい 皆様にも色々お世話をかけました」ペコリ

隊長「後でみんなにも謝ろうね」

九尾(主様はこの辺り寛容そうだが このままだと再犯しそうだの)

九尾(初代魔王様といい女性関係にはこと欠かんというのに)ハァ

八尾「ところでこの私の顔を舐めてる生物はなんですか?」ベタベタ

ダーク「~~~♪」ペロペロ

隊長「色々あって拾ったんだけど なんか八尾さんに懐いてるね」

八尾「いや邪魔なんですが ハッキリ言うと」グイッ

ダーク「」クビカシゲ

八尾「あの……」

ダーク「」モフモフモフ



540:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/01(木) 16:15:34.83 ID:sntDsFXj0

八尾「やーめーなーさーいー!!」

ダーク「~~~♪」モフモフ

九尾「……」

隊長「どうかしたの?」

九尾「いやただの 妾と初代魔王様の関係に似ておると」

隊長「なんか……婆臭い言い回しだね」

九尾「」モフンッ

隊長「ぎゃっ!? モフ痛い!? っていうか尻尾攻撃結構気持ちいい!!」

九尾「主様も最近 危ない言動が増えてきたの それと婆臭いは余計ゆえ」


九尾「それとその娘っ子は八尾に任せるかの」

八尾「嫌です!!」グィー

九尾「懐いておるようだし 今回の罰だと思って諦めるゆえ」

八尾「うぅ……」ベトベト

ダーク「」ペロペロ




546:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/02(金) 01:17:43.39 ID:VXEz8/aI0

最近寝オチがお家芸になってきたね 3時ぐらいまで投下する





547:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/02(金) 01:19:16.48 ID:VXEz8/aI0

弓「おや 隊長さんどうしたんだい?」

隊長「ちょっとモフ痛いから出てきた」

弓「モフ痛い? なんでもいいけどね」

隊長「弓さんは狩り?」

弓「まあね 家畜が出来たからってみんなが肉を食べられるわけじゃないし」

弓「それにいざという時のためにこの辺りの探索もしないとね」

隊長「いざというとき?」

弓「今はいないけどゴブリンとかオークの脅威も考えられるからね」

隊長「そっか やたら強い人がいるから大丈夫な気もするけど 訓練とかした方がいいのかな」

弓「そこはまた隊長さんに任せるよ」



548:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/02(金) 01:40:35.43 ID:VXEz8/aI0

隊長「弓さんはそこらは大丈夫なの?」

弓「狩人はね 狩ることよりもいざという時の判断力も必要になってくるからね」

弓「サボってうたた寝でもしてない限りは大丈夫だよ」

隊長「それなら安心だね でも本当に無理はしないでね」

弓「全く そんなことばかり言うから女の子が寄ってくるんだろうに」

隊長「そんな人を無差別呼ばわりしないで 心配してるのは本当なんだし」

弓「わかってるよ 私も隊長さんのそういう所が好きだからね」ギュー

隊長「えっと……弓さん?」

弓「心配しなくても 私の家はここにしかないんだからしっかり帰ってくるよ」

弓「じゃあ行って来るね」ダッ

隊長「人のことを言っておきながら 自分もああいう態度で女の子を堕としている気が」



550:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/02(金) 02:34:40.72 ID:VXEz8/aI0

隊長「そういうわけで鬼さんには定期的に戦闘教官も任せたいんだけど」

鬼「えーっと アタシでいいの? そういうのは隊長さんか副官の方が向いてると思うんだけど」

隊長「なんだかんだで盗賊率いてた実績があるしね」

鬼「それならいいけどさ まあ俺も最近は影が薄いんじゃないかなーとか思ってたし」

隊長「ネタキャラになりきれるかどうかだよね 実際のところ」

鬼「俺も副官ぐらい身体でネタを張れりゃあいいんだけどな」

隊長「あれは本人も傷つくから止めたほうがいいよ」

鬼「特技 木を素手で圧し折れますとかは?」

隊長「それは普通に怖いよ」

鬼「いや普段はちゃんと金棒使ってぶっ壊してるぜ」

隊長「お願いなので斧を使って切ってください」



551:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/02(金) 03:03:49.72 ID:VXEz8/aI0

鬼「女の子らしい格好をしたら隊長ももっと見てくれるのか?」

隊長「女の子らしい格好か……あれ? 俺の周りの女の人に女の子らしい人なんていたっけ?」

鬼「かろうじて九尾ぐらいだな」

隊長「でも鬼は和服とか似合うんじゃない?」

鬼「そうか? まあまず俺に合う服がないけどな」←身長2m強

隊長「ですよねー」


隊長「まあでもいつかはいるようになるから作ったほうがいいかもね」

鬼「そのいつかって結婚のことか」モジモジ

隊長「あーーーかもね」

鬼「そんな恥ずかしくなるようなこと言うなよ」バンバン

隊長「いたっ! 痛い痛い!! 背中痛いから叩くの止めて!!」


寝るか



557:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/02(金) 09:35:14.17 ID:VXEz8/aI0

辺境村 村人戸籍2ページ目


九尾 元妖魔族の頭領 お婆ちゃんの知恵袋兼モフ要員 モフモフモフ

八尾 元九尾のお付き 売れ残りで焦ってたところを隊長が好きになり今に至る ヤンデレ

ダーク ダークエルフ 魔力一杯元気一杯 言葉は喋れないが好きな相手は舐める 涎製造要員

勇者 勇者だったけど婚約者が旅に出たので今は父親の店を手伝っている ドジっ娘

店主 前は街に住んでたおっちゃん 今は辺境村で小さな料理屋を営んでいる ×1

王様 元王国の王様をしてたけど姫に追い出されて辺境村へ なんだかんだで馴染んでる気のいいおっさん

坊主 元盗賊2 コメの修行に出掛けて帰ってきたら悟りを開いていた 童貞

牧場主 元盗賊3 名の通り牧場を開いて働いている 貴重なタンパク質製造要員 ※精子ではない

牧場妻 元兵士2 今は夫を支えるために日々頑張っているとか

親衛隊1~3 八尾さんとモフモフしたい会の親衛隊 他にも色々親衛隊があるらしいが謎 最近は副官に斬られることもしばしば

エアームド 隊長も把握していない謎の住人 名前は出ているので恐らく存在はしているのだろうが色々謎 攻撃するとダメージが
        返ってくるとか とてつもなく固いとかそんな噂 はがね・ひこうタイプ


辺境村 現在村人76人



568:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/04(日) 15:39:51.87 ID:v6x12DHv0

空「隊長 話があるんだが良いか?」

隊長「いいよ また愛の言葉でもつぶやきに来たの?」

空「この時間なら仕事に話に決まってるじゃろうに 大丈夫か?」

隊長「なぜか空ちゃんに心配された」

空「まあそれで竜の数をもう少し増やして欲しいのじゃが」

隊長「やっぱり足りない?」

空「今は生産性も向上しとるし一匹じゃな」

隊長「育て方とかわからないけど」

空「我ぐらいなら大丈夫だが 素人で慣れさせるのは相当難しいからな」

空「ウチの竜はかなり温厚な方じゃが」

隊長「魔界に行けばいるのかな?」

空「買いに行くか捕獲じゃが 時間的に買った方がよいな」

隊長「そうだね」



570:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/04(日) 15:48:40.34 ID:v6x12DHv0

空「隊長殿が言いというなら一緒に捕獲に行っても良いが」

隊長「捕獲って 簡単に捕まえられるの?」

空「もちろん倒すのが前提になるがな なにウチの竜と同じぐらいの強さだ」

隊長「結構大きいよね 尻尾の一撃で死んじゃうよ」

空「それに良いスポットを知っているんだ 火口の近くで気温60℃超えなんていいな」

隊長「戦ってる途中に暑さで死ねる」

空「それでどうする?」

隊長「行かないよ 死ぬから」

空「それは残念じゃ まあ隊長は子供を産んで子育てに専念してもらうからいいがな」

隊長「残念ながら俺は子供を産めません」

空「なに卵を温めるだけの簡単な仕事じゃ」

隊長「まあ卵から子供が生まれるなんて不思議な感覚だよね」



572:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/04(日) 16:14:05.10 ID:v6x12DHv0

隊長「八尾さんとダークちゃんって最近仲が良いよね」

八尾「そう思うなら隊長様に差し上げます」ハァ

ダーク「」モフモフ

隊長「いいじゃない ダークちゃん可愛いでしょ」ナデナデ

ダーク「~~~♪」キュー

八尾「定期的に尻尾が涎でベトベトになるし 尻尾掴みながら寝るし」

隊長「八尾さんは頑張ってるよ」ナデナデ

八尾「隊長様もっともっと!!」

隊長「えへへ~」ナデナデ

ダーク「」モフモフモフ

妖精「なにしてんの?」



579:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/06(火) 23:04:21.68 ID:WbwYukRK0

隊長「モフ祭り」キリッ

妖精「ごめん 本当に意味わかんない」

八尾「モフ祭りはモフ祭りですよ」ドヤァ

ダーク「」キリッ

隊長「むしろ今日をモフ祭りにして毎年祝いたい」

八尾「流石隊長様 早速副官に話を通しましょう」

ダーク「」キリッ

妖精「」


副官「モフの日ですか? まあいいですけど なにをする日で?」

隊長「モフする日!!」

モフの日制定




581:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/06(火) 23:29:20.57 ID:WbwYukRK0

隊長「突然なんだけど 結婚の話するね」

副官「本当に突然ですね」

隊長「いや今まで伸ばしてきたのはみんな割りと忙しいからさ」

隊長「結婚してもあまり時間作れないかなぁと思って」

弓「そんなこと気にしなくていいさ 忙しいのは村が繁栄している証拠だからね」

鬼「だな それに隊長さんのその気持ちだけで十分だし」

空「そこは我らに任せどんと構えておればよいのじゃ」

隊長「みんな……」

八尾「ということは比較的暇な私が隊長様を独り占め出きると そういうことですね?」

副官「」

弓「」

鬼「」

空「」

ダーク「」モフモフ



582:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/06(火) 23:45:11.38 ID:WbwYukRK0

副官「……チッ 新参者が調子に乗りやがって」

弓「君にはダークちゃんの面倒を見るという立派な子守があるじゃないか」

八尾「それは片手間でも全然出来ますので」ペチペチ

ダーク「~~~♪」モフモフ

鬼「だったら俺の仕事を分けてやるよ あいにく俺も忙しくてね」

八尾「荒事には私向かないので」

空「こいつ……」ピキピキ

隊長「さっきまで良い雰囲気だったのに……」


隊長「うん それでみんな一緒に休日取れる日なんてないよね」

副官「最近は本当に忙しいですから 水田を作ったから水を引かないといけませんし」

隊長「だよね そうなると夫と妻さんみたいな結婚式は出来ないけど」

弓「まあそういうのは形式上だからね 暇になったらやればいいと思うよ」

鬼「子供もそれっぽいのがもういるしな」ポンポン

ダーク「……?」



583:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/07(水) 00:08:48.42 ID:gmeMzcTS0

空「我らは隊長の決定に一々口出しをせんから安心してよいぞ」

隊長「うん ありがとう」

隊長「こんな不甲斐ない俺だけどこれからもよろしくお願いします」ペコリ

副官「こちらこそよろしくお願いします」

弓「まあ私たちの関係なんてそう変わりようがないけどね」

鬼「形だけ変わったと思えばいいだろ」

空「我にとっては悲願だったんだがな」

八尾「幸せになりましょうね隊長様」


隊長……結婚

寝るか



585:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/12/07(水) 00:18:26.07 ID:x2+Zie5j0

おっつー



613:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/11(日) 00:46:54.73 ID:Q43cb6KT0

隊長「結婚の報告をしに着たんだけど」

九尾「つーん」プイッ

隊長「なんか九尾さんのご機嫌が斜めです」

隊長「それとつーんとか口で言うのは年齢的に――」

九尾「フンッ」モフンッ!!

隊長「モフ痛い!?」

九尾「なぜ妾の役があんなんなのだ 納得がいかんゆえ」

隊長「あんな役って……>>556のことね」

隊長「いいじゃない 俺なんてゴブリンみたいなんて言われてるんだから」

九尾「それはそうであれ結婚おめでとう」

隊長「あれ? 俺の話聞いてた?」

九尾「これで妾と気軽にモフれなくなるの」

隊長「いえ それとこれとは話が別です」モフモフ



615:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/11(日) 01:21:43.97 ID:Q43cb6KT0

九尾「お主ら 結婚式はやらんというが……」

隊長「まああまり時間ないし」

九尾「結婚式は女の花道ゆえ いつかはやってやるのだぞ」

九尾「時間は妾がなんとか作ってやるゆえ」

隊長「本当に九尾さんには頭が上がりません」

九尾「たまには妾もただのモフ要員ではないところを見せぬとの」

隊長「いえ 九尾さんはモフ要員です」モフキリッ

九尾「お主様は隙あらばモフろうとしてくるな」

九尾「悪くはないが」ナデナデ

隊長「」モフモフ



622:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/11(日) 23:56:25.07 ID:Q43cb6KT0

隊長「そういうわけで結婚の報告です」

王様「ワシにまで報告するなど 律儀な奴よのぅ」

隊長「一応親子だしね」

王様「本当に一応じゃがな ワシは正直言うと未だにお主が息子と言われてもハッキリ自覚できん」

隊長「仕方ないんじゃない 今までマトモに暮らしたことなんて一度もなかったんだから」

王様「だがここに暮らすようになってからワシも変わった自覚はある」

隊長「うん 肌は小麦色 筋肉モリモリになってるしね」

王様「外見的な意味ではない 戦争などしなくとも人間と魔族はわかり合えたのではないかということだ」

隊長「……」

王様「まあ王を降ろされたワシが今更どうこういうことでもないがの」

王様「ならばワシは生涯この村に奉公するのみじゃて」

隊長「王様……」

ダーク「」テコテコ

ダーク「~~~♪」ギュー

隊長「なんか良い話なのに王様の立派な髭を引っ張らないであげて」



623:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/12(月) 00:34:02.70 ID:/JLOF+MQ0

王様「良い良い」ナデナデ

ダーク「」エヘヘ

王様「この子を見ておると 姫の昔を思い出す」

隊長「お姉様も昔は純粋だった時期があるんですか?」

隊長「いや 今でも色んな意味で純粋だけど」

王様「昔はあれで可愛げもあったのにな」ハァ

隊長「心中察します」

ダーク「」ギュー


カレー「調味料の方は大体揃ったから後はお米か」

カレー「次はこの辺境村ってところに行ってみよう」

???「はい わかりました師匠」



652:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 19:38:48.99 ID:SFzfaDv80

副官「隊長 お客さんです」

隊長「誰? 俺の知ってる人?」

カレー「俺です」

隊長「……誰?」

カレー「まあカレー修行してる通りすがりの男でこの村で作られてるコメを見てみたいなって」

隊長「カレー? それは知らないけどコメなら幾らでもあるから」

カレー「カレーを知らない!? それは駄目だ!!」

隊長「副官ちゃんはカレーって知ってる?」

副官「さあ?」

カレー「正義を知らないとは……弟子ちゃん!!」

弟子「既にキッチンは確保してますマスター」

カレー「よし! カレー祭りだ!!」



655:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 20:03:16.13 ID:SFzfaDv80

カレー「弟子ちゃんマンドラゴラとって」

弟子「どうぞ」ギャーーー

カレー「ありがと」ジャキジャキ


隊長「ねえ副官ちゃん マンドラゴラって危険な薬草じゃなかった?」

副官「危険度から言えばウチの野菜も引けをとりませんが」

隊長「そうだった」

副官「まあ食べるのは隊長なので問題はありませんが」

隊長「えっ!? 副官ちゃんは食べないの!?」

副官「食べるなら1人で十分ですから」

カレー「二人分用意してあるから安心してね!!」

隊長「」

副官「」



656:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 20:20:07.55 ID:SFzfaDv80

カレー「出来たよー!!」ガチャン

隊長「これが……」

副官「カレー?」

カレー「どうかな?」ニコニコ

隊長「見た目う○こじゃない?」

副官「いえ 食べれば美味しい……んですか?」

カレー「お前ら異世界人はカレーを見たらう○こう○こって……」プルプル


弟子「いい加減にしなさい!! カレーが正義だということがなぜ分からないのですか!!」

弟子「黙って食え! それから批評しろ!!」

隊長「おい!」モシャモシャ

副官「しいです!!」モシャモシャ

弟子「それでいいんです」

カレー「」



658:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 20:32:14.10 ID:SFzfaDv80

カレー「あっはっは! 全く弟子ちゃん駄目だよ」

カレー「カレーが正義なのは自明の理だけど押し付けはしちゃ」メッ

弟子「これもすべてマスターの教育の賜物です」

隊長「メイドキャラキタよーって思ったら恐ろしかった件」

副官「取りあえず不審者ということで追い出しましょうか?」


カレー「それはちょっと待って! 今のカレーとコメを合わせるともっと美味しくなるんだよ!!」

副官「……それには興味がありますけど」

カレー「コメを譲ってくれるだけでいいからさ!!」

隊長「いいんじゃない 売り物だからタダってわけにはいかないけど」

副官「隊長がそう言うのならいいんですが」

カレー「あざーっす!!」



659:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 20:47:17.59 ID:SFzfaDv80

隊長「それでカレーさんはどこかで店でも開くの?」

カレー「取りあえず魔界を旅して材料は集めたけど」

カレー「人間の方の王国は回ってないから 回ってから決めるつもり」

弟子「流石マスター その向上心に常々感服します」

カレー「そうかな? 当然のことだと思うけど」

カレー「カレーに妥協なし!!」キリッ


木こり「あれ? カレーさんじゃないか」

カレー「木こりさん久しぶり!!」

隊長「木こりさんはカレーさんと知り合いなの?」

木こり「昔住んでた家でカレーを食べさせてくれてね」

カレー「代わりに木彫りの皿を貰ったんだ」

木こり「今でも趣味で木を彫って椅子とか作ってるしね」

妖精「げっ!? なんでここにカレーがいるのよ!!」



660:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 20:53:10.97 ID:SFzfaDv80

カレー「妖精ちゃんじゃないか!!」

妖精「近づくなカレー臭い!!」

カレー「それは素晴らしい褒め言葉!!」

弟子「妖精さん 私からはそのような匂いは……」

妖精「するわよ! カレー馬鹿ども!!」キーッ

カレー「カレーの匂いだって!!」

弟子「素晴らしいですねマスター!!」


隊長「あのさ 妖精ちゃんは罵倒してるんだよね?」

妖精「あいつらいつもあの調子なのよ」ゲッソリ

副官「どことなく坊主さんと同じ臭いが……」



662:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 21:20:13.53 ID:SFzfaDv80

妖精「ほら! こんな馬鹿共無視してさっさと行くわよ!!」ギュー

木こり「はいはい またねー!!」ズルズル


空「なんじゃ隊長 何か用か?」

隊長「なんか後ろの二人がコメを見たいんだって」

空「ふむ コメの事なら責任者は店主じゃが」

隊長「坊主さんじゃなかったっけ?」

空「あいつは訳の分からん宗教を広めようとしてたから投獄したじゃろ」

隊長「なにが彼をあそこまで変えたんだろうか」

副官「昔はアホだっただけだったんですけどね」

隊長「だから染まりやすかったのかもね」

空「まあともかく 今の時間なら王様たちと一緒に畑でも耕しているじゃろう」

隊長「ありがとう」



664:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 21:53:52.85 ID:SFzfaDv80

王様「なんだ ワシらに何か用か?」テカテカ

隊長「なんかもう 今の王様を元王様だなんて見抜ける人いないよね」

隊長「俺は今の王様の方が好きだけどさ」

副官「用というのはそちらの方がコメを売って欲しいと」

王様「そういうことはお前らでやれ ワシらはコメを作るだけじゃ」

副官「とまあそんな感じですか……カレーさんはどうして隠れているので?」

カレー「いやまあ 隠れたい年頃だから」

王様「そちらのカレーとかいうやつ どこかで見たことがある気が……」

カレー「キノセイデスヨ」

王様「ワシの息子にこんな顔の奴がいた気がする!!」

隊長「俺のお兄ちゃん!!」

カレー「違います」





666:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/16(金) 22:51:18.71 ID:SFzfaDv80

王様「うむ 良く見れば先代のゆう――」

勇者「カレーさん!?」

カレー「げっ!? 勇者ちゃんどうしてここに!?」

隊長「またまた 勇者ちゃんの知り合い?」

勇者「私の旦那様です! 今までどこにいたんですか!!」

カレー「ちょっと魔界の方まで材料探しに……」

勇者「一言言ってくれれば私だってついていったのに」

カレー「それはごめんね」

勇者「それはいいんです」

勇者「それでそちらの方はどなたですか?」

弟子「私ですか?」

カレー「」

隊長「しゅらばらば」

王様「面白くなってきたの」

副官「この親子……」



670:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/17(土) 00:31:05.56 ID:WFrISXV70

弟子「私はマスターに拾われた身です それ以上でもそれ以下でもありません」

勇者「拾った?」ギロリ

カレー「えっと 魔界放浪中に拾ったんだけど……」

カレー「落ちてるものじゃない?」

隊長「その理屈はおかしい」

勇者「……ハァ カレーさんはそういう人だししょうがないですね」

隊長「ほら! 副官ちゃんあれが正しい反応だよ!!」

副官「でも隊長の時は嘘でしたよね」ギロリ

隊長「……はいごめんなさい」シュン

王様「既に尻に敷かれているようでなによりだ」

隊長「これが血が成せる技か……」

王様「その自虐は笑えんからやめい」


寝てた……寝る



681:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/22(木) 23:13:26.39 ID:b9odZT3B0

勇者「そんなわけでカレーさんもこの村で暮らすことになりました!!」

カレー「なんか力で抑え付けられた気がしないでもない」

勇者「隊長さんもそれで問題ないですよね!?」

隊長「えっと なんか面倒臭い気がするというか 男なんて入れて誰得」

勇者「問題ないですよね」ジャキ

隊長「はい問題ないです ってか俺の扱いっていつもこれだよね」

カレー「弟子ちゃんはどうする?」

弟子「私はマスターのいるところが居場所なので」

カレー「というわけで二人共々よろしくお願いします」

隊長「うん」

副官「…………」


辺境村 村人78人





698:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/25(日) 17:13:56.22 ID:CFNL/lkK0

鬼「へぇ カレー作れる奴が着たのか」

空「また懐かしい食べ物じゃな」

隊長「二人は知ってるの?」

鬼「吸血族の大将が昔作ってくれたことがあってだな」

空「まあ我も似たようなものじゃ」

隊長「吸血族の大将って 前に魔王城に乗り込んだときにいた人?」

空「九尾よりも遥かに怠け者じゃがな」

八尾「その上胡散臭いです」

隊長「散々な評価だね」

弓「でも吸血族だけど”誰かさん”と違って胸が大きいよね」

鬼「同族なのにどうしてあんなに差が……」

空「環境慢心の違いじゃろうに」

八尾「プッwwwww」

副官「誰が絶壁だオラァッ!!」

隊長「もういい加減この流れにも慣れて!!」



700:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/25(日) 17:42:15.92 ID:CFNL/lkK0

空「それで隊長さんに割りと真面目な話があるんだが」

隊長「俺は副官ちゃんの話を命がけで止めてた辺りは真面目だったけど」ボロボロ

空「前に竜が足りん話をしただろう」

隊長「うん」

空「竜とはそもそも子供の頃からある程度慣れた相手にしか背を預けん」

空「まあ知能が高い韻竜と呼ばれる種なら別じゃが」

空「とにかく この村で竜に乗れるのは我と妻 それに牧場妻の三人じゃ」

隊長「そうだね」

空「だがあの二人 計画性もなしに同時期に妊娠してな」

隊長「今の若者って怖いよね」

空「実質荷物は我1人で運ぶことになってな」

隊長「竜って売ってたりしないの?」

空「竜の売買は法律で禁止されておる 捕まえるのは別じゃが」

八尾「馬で代用 でいいんじゃないですか」

隊長「それしかないかあ 馬だと時間が掛かりすぎるけど」



701:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/25(日) 20:03:32.54 ID:CFNL/lkK0

???「んじゃ 行ってくるわ」

???「おう よろしくな」


ドガンッ!!


隊長「えっ! ちょっと なに!?」

???「邪魔するぜ」ポキポキ

隊長「玄関はぶっ壊して入るものじゃなくて 普通に開けて入るものだけど」

副官「隊長! 普通に敵です!!」

鬼「久しぶりのバトルパートってわけか」

弓「室内での戦闘は苦手なんだけどね」

空「しかし一人というのは関心しないな」

八尾「このアホ共はどうでもいいですが隊長様には手は出させません」

???「数は六 男を拉致って来いって命令だったが」

隊長「……?」

副官「……?」

???「男が二人もいるじゃねえか」ヒッヒッヒ

副官「死ね!!」



725:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/30(金) 18:19:00.33 ID:roWvF7F30

???「なんだ 気を付けろとか言われたがたいしたことねえなあ」ヒッヒッヒ

隊長「強すぎワロタ」

副官「私たち全員掛りで手も足も出ないとは……」

空「まあぶっちゃけマトモに戦っておるのは我と八尾と隊長ぐらいじゃが」

弓「」

鬼「」

八尾「あなたは隊長様を誘拐してなにをするつもりなんですか?」

???「しらねーよ ボスからの命令に従ってるだけだからな」

隊長「ちなみに俺に人的価値はありませんけど」

???「って言ってるけどどうなんだよボス」

???「んだよー もうちょっと伸ばせよおっさん」



726:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/30(金) 18:38:21.47 ID:roWvF7F30

姫「アタシがピンチの時に颯爽と登場したかったのにー」

おっさん「そりゃすいませんでしたねぇ」ヒッヒッヒ

隊長「お姉様!? 一体どういうつもりですか!!」

姫「いや もう直ぐ元旦だからお祝いだな」

隊長「流石お姉様! 全然意味がわからない!!」

八尾「あのクレイジーモンキーが隊長様のお姉さんですか?」

弓「見ての通りの性格だけどね」

姫「つもる話もあるし 家に上がらせてくれよ」

隊長「あぁはいどうぞ」ドウゾ

姫「おっさんも入れよ」

おっさん「へいへい」



729:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/30(金) 23:27:35.69 ID:roWvF7F30

姫「戦争が終わって魔族と人間は手を取り合うって方向で話は決まったけど」

姫「それに反対する連中がいるのも知ってるだろ」

隊長「まあね 今までずっといがみ合ってきたんだし」

姫「アタシはそんな反対派の連中を抑えるために王国と魔界を行き来してたんだよ」

姫「そんな時にそこのおっさんにも出会ってな」

おっさん「俺は強い奴と戦えるだけで満足なんで 後は知りません」

隊長「ってかおっさんって名前じゃないよね 確かに見た目おっさんだけど」

姫「シラネ こいつが名乗りたがらないからそう呼んでるだけだし」

隊長「そうっすか」

姫「それで今日は少し真剣な頼みをしに着たんだ」

隊長「どう考えても嫌な予感しかしません」



730:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/30(金) 23:50:12.25 ID:roWvF7F30

姫「王国の反対勢力はあらかた片付いたんだが」

姫「魔界の方に少し厄介な連中がいてな」

隊長「厄介な連中?」

姫「魔王の近衛兵 魔界最強の戦士とも名高い竜姫衆の二人」

姫「陸戦姫と海戦姫だ」

隊長「その二人のことは……どちらかというと空ちゃんが詳しいんじゃない」

空「元同僚とはいえ あいつらは先々代の魔王 我や先代魔王の親父殿の頃から竜姫衆をやってたからな」

空「ぶっちゃけ実力は二人とも我より劣る」

隊長「だよねって言っても空ちゃんの実力が既に凄いんだけど」

空「だが 奴らは双子 二人で一人の実力者じゃ 二人揃うと我でも苦戦するほどの使い手じゃ」

隊長「双子設定は案外簡単にやられるフラグだよ」ガクガクガク

副官「それは言わない約束です」



731:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2011/12/31(土) 00:26:04.20 ID:u6r0VHOU0

姫「ぶっちゃけアタシが倒したいんだけど ってか倒しに行きたいんだが」

姫「残念なことに外せない用事があってな」

隊長「だったらその用事が終わってから……」

姫「なんか変な動きをしてるから早めに叩きたいんだ」

隊長「それで俺たちに行って欲しいと?」

姫「おっさん貸してやるからさ いいだろ?」

隊長「それは別に構わないけど」

副官「隊長一人なら抜けてもなんとかなりますよ」

弓「行って来なよ」

隊長「前から少し疑問に思ってたけどさ」

隊長「もしかしてこの村 もう俺がいなくてもなんとかなる?」

副官「」

弓「」

鬼「」

空「」



748:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/03(火) 21:50:33.19 ID:G0ZHO27E0

副官「確かに最近は人も増えて優秀な人材も増えてますから」

弓「隊長さんがいなくてもなんとかなるのも事実なんだよね」

隊長「」

鬼「だけど隊長は俺たちの精神的支柱なんだからよ」

空「どーんっと座っておればいいじゃろ」

八尾「それにこの村に必要ない人なんていません」

隊長「みんな……分かったよ!!」

隊長「これからも俺は精一杯モフるから!!」キリッ


隊長「じゃあ行かせてもらいます」ボロボロ

姫「あぁ 後他に連れて行きたい奴はいるか?」

隊長「流石に二人だと色気もなんにもないし」



749:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/03(火) 22:03:43.40 ID:G0ZHO27E0

九尾「それで妾を誘いに来たと?」ファー

隊長「九尾さん暇そうだしさ」

九尾「まあ妾暇だけど 場所はどこなの?」

姫「奴らが根城にしているのは魔界北の火山だ」

九尾「また遠いの 妾の空間魔法を使えば3日程で付きそうだが」

隊長「そういえばそんな設定あったね」

九尾「あの火山か……ふむ」

隊長「なにか知ってるの?」

九尾「いや特には ただあの火山は竜の住処だからの」

九尾「よもやそんな危険な場所を根城にと」

空「そうだ ついでだから竜を取って来て欲しいんじゃが」

隊長「ごめん そんな肉のついでに野菜買って来てみたいに言われても困ります」

空「雄なら無理かもしれんが 雌ならなんとか」

隊長「いやいや性別の問題じゃないでしょ」

副官「まあ♀ならなんとかなるんじゃないですか」

弓「女の子なら隊長さんなら楽勝だろう」

隊長「みんなの目には俺がどう見えているのさ」



751:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/03(火) 22:48:22.57 ID:G0ZHO27E0

バタンッ!!

カレー「話は聞かせてもらった!! 俺も行く!!」

姫「誰だこいつ?」

カレー「通りすがりのカレー大好き人間だ」

姫「あぁ いたなそんな奴 おっさん」

おっさん「へいへい 坊ちゃんはちょっとこっちに来て貰いましょうかね」ヒッヒッヒ

弟子「下郎如きがマスターに触れようなど」バシッ

おっさん「こっちも命令でね まあ嬢ちゃんみたいな強い奴と戦えれば俺は満足だが」ゴキゴキ

姫「つーか魔王の餓鬼からカレー好きの馬鹿がいたら問答無用で連れて来いって言われてんだ」

隊長「なるほど カレー好きの馬鹿か……」

姫「まあ口約束だから絶対に守らなくちゃいけないってことはないんだが」

カレー「どうか俺のカレー修行が終わるまでは見逃してくだせぇ」ドゲザー

姫「じゃあそっちのメイドちゃんを弟につけてやってくれ」

カレー「ふむ……」



754:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 04:03:23.59 ID:3I4hXgXA0

カレー「そろそろ弟子ちゃんも独り立ちする日が来たのかもしれないね」

弟子「そんな! マスター!?」ガーン

カレー「弟子ちゃんは今まで俺の弟子として良くやってくれたと思う」

カレー「君のカレー好きは俺も認めている」


隊長「ねぇ これいつまで聞いてればいいの?」

副官「さあ?」

カレー「だからこそ弟子ちゃんにも多くの人にカレーの良さを知ってもらいたいんだ!!」

弟子「……流石マスター! そこまでのお考えがあったとは……」

弟子「分かりました 此度のカレー修行 私一人で行ってきます」

カレー「うん 頑張れ」

姫「なあ これってカレー修行だったのか?」

おっさん「しらねーですよ」



762:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 15:58:13.64 ID:3I4hXgXA0

姫「じゃあこのメンバーで頑張って来いよ」

隊長「不安爆発だけどね」

姫「だけどあっちも暑いみたいだからな アタシのローブを貸してやるよ」

隊長「暑いのにローブって……」

姫「これは魔法なローブでこれ着てるだけでどんな環境でも問題ないんだ」

姫「辛い役目を押し付けて悪いな」

隊長「いやいいけどね ありがとう」


姫「おっさん 頼むぞ」

おっさん「へいへい」

隊長「じゃあ行ってくるね」



763:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 16:08:05.50 ID:3I4hXgXA0

隊長「村から転移魔法で飛んだのはいいけど」

隊長「一気に目的地まで行けないの?」

九尾「行けぬこともないが 遠出は疲れるからの」

九尾「戦闘があるのなら余力は残しておいた方が良かろう」

隊長「なるほど」

九尾「背負っておくれ 妾疲れたゆえ」

隊長「……まあいいけど」


隊長「弟子ちゃんは疲れたりしてない?」

弟子「……チッ シャベンナカス」ボソッ

隊長「」

おっさん「俺の心配はしてくれないのかい?」

隊長「超余裕そうな顔してるじゃないですか!!」



764:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 16:23:26.93 ID:3I4hXgXA0

隊長「今日はここでキャンプをします」

弟子「シキンナ」ボソッ

おっさん「あんまり進めてねえなあ」ヒッヒッヒ

弟子「えぇ 誰かさんのお陰で全く進めませんでしたから 死ね」ジトッ

隊長「それは九尾さんのことだよね だって超重かったし」

九尾「これ 尻尾でモフモフしながら歩いておったろ」

隊長「ローブの部分は本当に暑くなかったけど 顔はムレムレで大変だったからね」

弟子「それでは夕飯にカレーを作るので待っていてください」

隊長「待っていてくださいじゃなくて待って これから夕飯はカレー一択なの?」

弟子「なにを言っているんですか むしろ三食+間食までカレーです」

隊長「ここが本当の地獄か 面白くなってきやがったぜ」

九尾「なんかキャラ崩壊しておるぞ」


おっさん「俺は遠慮しておくわ カレー嫌いなんでな」ヒッヒッヒ

弟子「あぁっ!?」



765:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 17:05:14.00 ID:3I4hXgXA0

弟子「マスターが大好きなカレーを嫌いだと!?」

おっさん「誰が好きかなんて知ったこっちゃねえが」

おっさん「俺はカレー嫌いで嫁とまで別れたんだ」

隊長「おっさんは結婚してたんですか?」

おっさん「餓鬼もいたぜ どっちにも愛想付かされたけどな」ヒッヒッヒ

おっさん「それと俺は甘いものが好きなんだぜ あんぱんなら尚よし」モシャモシャ

弟子「まあ私もあなたがカレー嫌いの理由なんて知ったこっちゃありません」ギリギリ

隊長「そういえば弟子ちゃんはカレーさんとどうやって出会ったの!?」

弟子「……私はマスターに拾われただけです」

弟子「あのお方は家もなく 死にかけていた私にカレーをくれて手を差し伸べてくれて」

おっさん「良くある話だな」

弟子「ぶち殺すぞキサマ!!」シャー

隊長「九尾さん二人を止めて!!」

九尾「嫌だ 妾面倒ごとは嫌いゆえ」



767:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 18:07:43.38 ID:3I4hXgXA0

隊長「今日はこの村で泊まろう 誰かさんたちが喧嘩ばかりで疲れるし」

おっさん「あっちが勝手に襲ってくるだけだろ」ヒッヒッヒ

弟子「言ってろボケ」

九尾「では妾はそこらで寝ていようかの」ファ-

隊長「不安だなー」


火山

???「姉ちゃん 王国の姫様の使者がボクたちを狙ってるんだって」

???「愚か愚か愚かなり! 私たちに勝てるハズないのにね弟!!」

海「そうだよ姉ちゃん! ボクたちと!!」

陸「あのお方を加えた新たな竜騎衆には誰も叶わないのよ弟!!」

海「誰だろうとかかって来いって話だよ!!」


隊長「まさか……こんなことになってるなんて……」



769:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 18:18:52.58 ID:3I4hXgXA0

九尾「」スースー

村人A「このお方はモフ神様じゃ」ナムナム

村人B「神々しい これが神様?」ナムナム

隊長「九尾さんが気付いたらお供え物と村人の人たちに囲まれていた」

隊長「気持ちは分かる これはもう信仰の証を立てるしかないね」

村人C「それはいい! モフ神様を奉る社を作ろう!!」

村人D「賛成!!」

隊長「モフ神様わっしょい!!わっしょい!!」

みんな「「わっしょい!! わっしょい!!」」


おっさん「なにかツッコミ入れろよ」

弟子「嫌です」



770:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 18:31:19.34 ID:3I4hXgXA0

弟子「それで狐を置いてきて良かったんですか?」

隊長「あんな姿で寝ているモフ神様を起こせるわけがないよ!!」

隊長「ってか起こそうとするとモフ尻尾に吸い寄せられるし」

弟子「意味わからん」

おっさん「まあいいじゃねえか 敵さんは目と鼻の先だしよ」


隊長「でもあの村の人たち 人間の俺たちを見てもあまり動揺してなかったよね」

おっさん「なんせ姫が元魔王軍の連中を束ねて反対派の連中相手に連戦連勝だからな」ヒッヒッヒ

隊長「あぁ 強い人にはヒーローみたいに見えるんだ」

おっさん「最近は反対派の連中も野盗紛いのことしてあまり人気ねーしな」

隊長「それで余計にか」

おっさん「さて 侵入するか」



771:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 18:39:38.19 ID:3I4hXgXA0

隊長「なんか簡単に中枢まで来られたね」

おっさん「広い場所に出たな 俺ならここに兵士を置くぜ」ヒッヒッヒ

陸「その通りだ!!」

隊長「陸戦姫」

陸「大勢で着たらと思ったが 三人なら丁度いいだろ弟よ」

海「その通りだよ姉ちゃん!!」

隊長「……海戦姫? 男だっけ?」

海「うっさい!! 空の馬鹿に無理矢理やらされたんだよ!!」

海「あいつは恐ろしい ボクの容姿が童顔だからって無理矢理男装させて」

陸「あの女は私たちより年下の癖に 一つ物事を決めると絶対にやりきるからな」

隊長「あの……その……似合ってるんじゃない?」

海「うるさいわ!!」



772:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 18:47:32.82 ID:3I4hXgXA0

陸「そんなことはどうでもいい! お前たちはここで終わりなんだからな!!」

海「そうだね姉ちゃん!! 全員出て来い!!」

みんな「「」」ザッザッ

隊長「あの物凄い人に囲まれてるんですけど」

おっさん「まあ俺一人で全員血祭りにあげられますが 面倒だなぁ」ヒッヒッヒ

隊長「いやいや 面倒だからってそれは……」

おっさん「おい そこの嬢ちゃん ここにいる奴が誰なのか知ってるか?」

陸「そんなもの知るわけないだろ」

おっさん「こいつはなぁ 王国の王子様だぜ」

陸「」

海「」

隊長「ちょっとなに言ってるのおっさん!?」

陸「そうだ! 付くならもっとマシな嘘をつけよ!!」

海「こんなアホっぽい顔をしてる奴が王族なわけないだろ!!」

隊長「そうだよ!! これ以上俺の傷を広げるのは止めて!!」



773:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 19:22:46.02 ID:3I4hXgXA0

おっさん「でもよ こいつのローブの印を見てみろよ」

陸「それは!?」

海「王族の紋章!?」

おっさん「これは恐れ多くも王族の人間の道具にしか記すことを許されない紋章だろ」

おっさん「俺たちが賊なら話は別だけどよ」ヒッヒッヒ

隊長「こんな印俺知らない!! 完全にハメたでしょう!?」

陸「その印がある以上 信じないわけにはいかないようですね」

海「そちらの要求を言ってみろ」

おっさん「俺とお前らで2対2だ 勝ったら人質が手に入れられるだろ」

おっさん「悪い条件じゃないハズだが」

陸「確かに 王子を手に入れたとあれば交渉も出来る」

海「それを知って死地に来るとは 王子も中々肝っ玉が据わってるみたいだね」ゴクリ

隊長「勝手に人質にされてる俺」

陸「いいでしょう そちらの二人はどうするんですか?」

おっさん「勿論俺と……」

弟子「私が行きましょう」



774:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/04(水) 19:41:38.76 ID:3I4hXgXA0

隊長「弟子ちゃん 俺が行くつもりだったんだけど」

弟子「あいつらに勝てば私がマスターの教えを教え込めます」

おっさん「それにプリンスってのは玉座に座ってしっかり待ってろってこった」ヒッヒッヒ

隊長「プリンスとかなに? 悲しくなるから止めて」


陸「行くぞ!!」ガシッ

おっさん「力勝負か」ヒッヒッヒ

陸「私は確かに空ほどの速さはないけど それを補って余りあるほどの腕力がある!!」ギリギリ

おっさん「そりゃすげぇ でもな」ギリギリ

陸「なんだこいつ いきなり力が……」

おっさん「俺は甘党でな その甘さ嫌いじゃないぜ」ヒッヒッヒ


海「お前人間じゃないよな」

弟子「それがどうかしましたか?」

海「その風貌 匂いからいって淫魔の類だろ」

弟子「」



777:以下、あけまして:2012/01/04(水) 21:25:12.65 ID:d7cQDtSa0

なななな何ですってぇぇぇぇぇ!!!



883:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/14(土) 16:11:31.96 ID:FStotFXF0

弟子「確かに私は淫魔です 人間を餌だと思っているのも事実ですよ」

海「そうだよな 淫魔はそうでなくちゃ」

弟子「しかしマスターは違います あの人はカレー馬鹿です」

弟子「魔界で行き倒れている私を拾って介抱をするぐらいの馬鹿です」

海「確かに 魔界での生き倒れを拾おうなんて正気じゃないな それは襲われたって仕方ないだろ」

弟子「えぇ あんな馬鹿だからこそ私にとっては眩しいのです」

海「交渉は決裂か……」

弟子「私は最初から断るつもりでしたが 私が仕えるべき主はただ一人なので」

海「ボクは空ほどの速さはないけどそれを補うほどの技がある」ビシュ

弟子「そうですか それでは!!」ガキッ

海「……なっ!?」

弟子「私が淫魔の里から追い出されたのは足癖が悪かったからです 存分に味わってくださいね」クスクス



884:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/14(土) 16:20:54.37 ID:FStotFXF0

おっさん「おいおい まだ終わらねえのかよ」ゴキゴキ

弟子「それはこちらのセリフです 脳味噌腐ってるんですか?」ギリギリ

隊長「二人とも頼もしすぎワロタ 俺の出番ないじゃない」


陸「あいつらの強さは化け物か まさか王国側があんな隠し札を持ってるなんて……」

海「それよりも姉ちゃんヤバイよ こんな醜態があのお方にバレたら……」

隊長「あのお方って誰?」

陸「お前たちはおかしいと思わないのか? 私と弟がこの反乱軍では最強だ」

海「そのボクたち姉妹だって四大貴族の大鬼と大吸血鬼と互角程度」

陸「果ては魔王様や先代魔王であり最強とまで呼ばれる魔王女様には手も足も出ず」

海「王国にだって勇者や姫といった戦力がいる」

陸「そんな連中相手に本当に勝算がないとでも思ってたのか?」

隊長「そのお方っていうのが……」

おっさん「坊ちゃん あんまり敵の話を聞かない方がいい」

弟子「どちらにせよ それが出てくる前にここを掃除するだけです」

???「……チッ」



885:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/14(土) 16:33:53.13 ID:FStotFXF0

???「面白い催しかと思って見ておったが 存在につまらなかったの」ハァ

隊長「その独特な喋り方は!?」

陸「竜王様 これはその……」ガクガクガク

竜王「妾 言い訳は嫌いなんだがの」

海「すいませんごめんなさい」ガクガクガク」

隊長「違った恥ずかしい」

竜王「お主らの強味は双子での連携だろう それを敵の言葉に惑わされ分断され戦いおって」

竜王「我らが竜族の血を引くものとして恥ずかしいわ」

陸「」ガクガクガク

海「」ガクガクガク

おっさん「ありゃヤベえな」

弟子「冗談で済みそうにないのが出てきましたね」

竜王「さてと 妾はゆるりと賊を倒そうとするかの」



887:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/14(土) 16:54:40.47 ID:FStotFXF0

おっさん「先手必勝だぜ おチビちゃん」ギリギリ

竜王「ふむ 力勝負か だが知らぬのか?」ギリギリ

おっさん「ぐっ……」

竜王「古来より竜とはその爪で! その尻尾で山をも崩すと言われておる」ギリギリ

竜王「少し役不足だったの」ドガッ

おっさん「ぐはっ!?」

弟子「役不足はどちらか教えてやりましょう 幾らあなたでも死角からの攻撃までは避けられないはず」ガッ

陸「竜王様!?」

海「大丈夫ですか!?」

竜王「うむ 特に問題なし」

隊長「えぇ~~~」

竜王「竜の鱗は最強の鎧 妾の鱗を破壊するには魔王程の力がないとの」ブンッ

弟子「きゃっ!?」ガンッ



888:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/14(土) 17:13:39.10 ID:FStotFXF0

竜王「妾は王であるゆえに最強なり!!」

陸「流石 世界最古の竜を自称されているだけのことはある」

海「初代魔王の側近である四大貴族の一角 実力だけなら初代魔王に引けを取らなかったとか」

竜王「それで そこのお主は戦わんのかの」ヒョイヒョイ

隊長「…………」

竜王「そちらが来ぬのならこちらから行くがの」ヒュッ

隊長「……スゥ」チャキ

ギィンッ!!

竜王「なるほど あの二人を囮にして自分は集中しておったのか」

竜王「まさかこの妾が傷を負わせられることになろうとは……」ツー

隊長「はぁはぁ……くそっ」

竜王「後の手か しかし集中力は続かんようだの」

竜王「王は世には二人もいらん せめて楽に死なせてやろう」スッ

九尾「たわけ!!」ゴンッ

隊長「モフたい!?」



889:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/14(土) 18:24:44.74 ID:FStotFXF0

隊長「今の明らかにシリアスだったよ!! 止めてよモフ神様!!」ヒリヒリ

九尾「止めてよもなにもないわ!! 人を置いて行きおってからに!!」

九尾「目が覚めたら謎の貢物に囲まれておるしの」

隊長「それはモフが悪いのであって……」

九尾「言い訳無用!!」モフン!!

陸「金毛九尾の妖狐!?」

海「死んだんじゃなかったのか!?」

竜王「九尾……っ!!」ギリッ

九尾「おうおう なにやら懐かしい顔がおるの」

竜王「久しぶりだの」

九尾「お主は相変わらずチミっこいのぅ」

竜王「うるさい!! 小さいのは余計だ!!」

九尾「お主が小さいお陰で竜族全体の平均身長が小さいままじゃろう」

竜王「馬鹿! お前は昔からアタシが気にしてること言いやがって!!」ギャー



891:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/14(土) 19:07:09.44 ID:FStotFXF0

竜王「魔王の馬鹿もちっちゃいちっちゃい言いやが――はっ!?」

陸「」ジー

海「」ジー

隊長「」ジー

竜王「今のは忘れろ いいの?」ギロリ

陸海「「はい!!」」

九尾「まあお主も妾に言いたいことがあるだろう」

九尾「それはまあ後でやってやるが そこの双子姫」

陸「だんだ九尾」

九尾「お主らもマトモな連携を見せられず負けたので納得いっておらんだろう?」

海「そりゃまあ……」

九尾「だからお主らにもチャンスをやろうと思う」

九尾「主様こと隊長対双子姫の対決じゃ」

隊長「俺一人とか なにそれこわい」



955:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/21(土) 21:57:48.83 ID:BiMFaqaX0

隊長「マジ冗談はモフだけにしてください」

九尾「別に冗談ではないよ それに相手は女子ゆえなんとかなるであろう」

隊長「副官ちゃんたちもそうだけどさ 俺のことなにか誤解してない?」

九尾「女を見ると直ぐに口説くだろ」

隊長「口説かないよ!! いい加減なこと言わないで!!」

九尾「そんなお主にピッタリな言葉を送ろう」

九尾「ネバーネバーネバーネバーギブアップ」キリッ

隊長「……いやいや!! そんなキリッとした顔されても意味わからないからね!!」

九尾「なんじゃ そーりも使っておったありがたい言葉だぞ」

隊長「とにかく!! 俺は戦わないよ」

九尾「だったらもうモフさせんぞ」

隊長「えっ……」



956:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/21(土) 22:09:59.53 ID:BiMFaqaX0

九尾「まあ妾のモフは特別だからの」

九尾「変わりに八尾の尻尾でモフでもするがよいぞ」クスクス

隊長「…………」

九尾「どうしたんどあ 顔を伏せて……」

隊長「ヒック……もうモフ出来ないとか……グスッ」エッグエグ

九尾「ちょっとお主様 なにも泣かんでもいいだろうに」オロオロ

隊長「モフ……モフ……」グスグス

九尾「冗談じゃ冗談 別に負けてもモフさせてやるからの」

隊長「わーい」


海「姉ちゃん ボクたちこれからあんな奴と戦うの?」

陸「言うな 情けなくなる」



960:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/22(日) 01:29:24.34 ID:cv+kaGEz0

隊長「じゃあ早速倒して来ようかな」

九尾「ああ それとこの戦いでは魔王の短刀使用禁止な」

隊長「ちょっと意味がわからないです」

九尾「お主がやたら強いのは動体視力がやたら良いからだ」

隊長「」ギクッ

九尾「それによる後のカウンターが武器であろう 普通ならそれだけだがの」

九尾「魔王の短刀は切れぬもの無しといわれるほど切れ味が良いゆえ」

九尾「カウンターが必殺の一撃となっておるのだ」

隊長「それがわかってるなら使用禁止は止めてくださいしんでしまいます」

九尾「代わりの武器は貸してやるからの」

ズン



962:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/22(日) 13:14:29.51 ID:cv+kaGEz0

隊長「えっと 鬼が持ってる金棒……より少しデカイのかな?」

九尾「そうだの」

隊長「うーん……重くて全然持ち上がらないんですけど」グググ

九尾「それでは勝負開始!!」

隊長「待ってよ!! まだ持ててないけど!!」

陸「そちらがどういう事情だろうと関係ない」

海「ボクたちも後がないんでね!!」

隊長「だから待ってって――げふっ!?」


隊長「前後左右 対角からの同時攻撃……」

陸「いくら達人といえど 防げるのは所詮片方だけ」

海「ボクたちの同時攻撃を防ぐことは出来ないだろ」

隊長「その前にまずどちらも防げません」



964:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/22(日) 13:40:20.90 ID:cv+kaGEz0

陸「早く反撃して見せろ!!」

海「このままだと死ぬぞ!!」

隊長「痛い痛い!! 止めて!!」


竜王「お主の見込んだ男は既に負けそうだが」

九尾「それはまだわからんぞ 勝負はまだ始まったばかりゆえ」

竜王「その割りにまだ武器も抜けておらんようだが」

九尾「当たり前 あれは初代四大貴族の一人 鬼族の長が持っておった金棒だからの」

竜王「……馬鹿か 普通の鬼族が10人掛かりでないと持ち上がらない代物だぞ」

竜王「歴代でも使えたのは先代の鬼族の長ぐらい 陸でもあれは使いこなせん」

九尾「それはどうかの 確かに主様は馬鹿だよ お人好しだしいつもそれで損をしておるし」

九尾「馬鹿だし人の尻尾を遠慮なくモフるし馬鹿だし」

竜王「そんなに馬鹿なのか?」



967:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/22(日) 16:22:31.41 ID:cv+kaGEz0

九尾「ただ主様は人を見て理解しようとしている まるで誰かのようにの」

竜王「フン お前ら! 早くやってしまわんか!!」

陸「了解!!」バッ

海「ボクたちはこの後 冥界の門を開く仕事もあるからね!!」

隊長「……冥界の門?」

陸「そうだ! この火山にある現世と死者がいる冥界を繋ぐ門!!」

海「確かに普通じゃ開けられないけど 竜王様なら別だ!!」

陸「都合の良いことに私たちが蘇らせたいのは三人」

海「出てくる魂をお前ら三人に植え付ければボクたちの目的は達せられる!!」

隊長「蘇らせたい人ってさ もしかして先代鬼族の頭領?」

陸「……? なんでお前が知ってるかは知らんがそうだ」

隊長「……ハァ もうやーめった」



968:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/22(日) 16:45:04.70 ID:cv+kaGEz0

竜王「九尾 主の男はやめたそうだぞ」フッフッフ

九尾「……」

陸「止めたっていうのはそのままの意味でいいのか?」

隊長「そうだよ そもそも痛いのは嫌いなんだよ 金棒も持ち上がらないし」ヤレヤレ

海「まあボクたちも無抵抗の相手を虐めて喜ぶほど腐ってはいないしね」

隊長「アハハハハハハッ!! 腐ってるのはお前たちだろ」

陸「なんだって?」ピタッ

隊長「耳も腐ってるの? ちゃんちゃらおかしいね」アハハ

海「降参したお前がボクたちを挑発してなんになる 負け犬の遠吠えか?」イラッ

隊長「違う違う! 勘違いしないでよ やめたのは本気を出さないのをやめたって意味」ゴゴゴゴ

陸「おい なんでその金棒が持ち上がってるんだ……」

海「ないないない 普通の人間のお前がそれを持ち上げられるなんて……」

隊長「もうキレた お前ら二人ともぶっ潰す」ブォン




970:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/22(日) 16:52:54.28 ID:cv+kaGEz0

隊長「うぉおおおおおおりゃああああああ!!」ブォン!!

陸「あぶなっ!?」

海「あの一撃 一発でも受けたらヤバイよ!!」

陸「わかってる!! だけど……」


竜王「持ち上げたところまでは凄かったが あれでは当たらんの」

竜王「普段から割りとトロい陸よりも更にスピードが落ちておる」

九尾「……竜王 武器とは想いで振るものだよ」

竜王「いきなりなんだ?」

九尾「守りたいから武器を振る 勝ちたいから武器を振る 武器を使うのは人ではなく想いゆえ」

九尾「時にその武器は意思を持ち持ち主の想いを受け継ぐことがある 魔王の短刀のようにの」

竜王「それがどうしたというのだ」

九尾「あの金棒にも誰かの想いが宿っておっても不思議ではないということだ」




971:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/22(日) 16:57:28.91 ID:cv+kaGEz0

陸(弟 このままだとこっちがジリ貧だ)

海(あいつの動きがどんどん良くなっていってるからね)

陸(提案だ 私が奴の動きを一瞬止める)

海(その隙にボクが攻撃する)

陸「行くぞ弟!!」ダッ

海「了解だ姉ちゃん」ダッ

隊長「ちょこまかと!!」ブォン

陸「お前の相手は私――ぐぁっ!?」ガキンッ

海「これで終わりだ人間!!」ザッ

陸(そういえば前にも似たようなことが……)

海(あったなそういえば……)



986:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 20:06:28.76 ID:9xV1STki0

数十年前


ドゴォオオオン!!


頭領「おんしらほんに弱いのぅ」ポリポリ

陸「お前が強すぎなんだ!!」ボロボロ

海「そうだそうだ!!」

頭領「参謀の奴に盗賊が鬱陶しいからぶっ倒して来いといわれて来たんだぞ」

陸「現魔王と殴り合いで勝てる魔王軍最強の男が来るとか思わないだろ!!」

海「金棒の一撃で鉄を粉々にするとかありえない」

頭領「そりゃお前 鍛え方が足りんだぎゃ」

陸「鍛えてどうにかなる問題じゃないからな」

頭領「ま! それなりに楽しめたからいいがの よし! お前ら飯食いにいくぞ!!」

海「飯食いに行くって……」

頭領「喧嘩して腹減ったからな ワシは山ほど食うぞ」ギャハハハハハ



987:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 20:33:21.03 ID:9xV1STki0

参謀「それでいきなりなんですか?」

頭領「だから! おんしとそこの二人を入れて竜騎衆でも作ったらどうだ?」

参謀「確かに強力な魔族の名が知れれば人間への牽制になりますが」

参謀「私はともかく そこの二人は元盗賊ですけど いつ裏切るか……」

陸「……」

海「……」

頭領「馬鹿だな こいつらが裏切るわけないだろ」ギャハハハ

参謀「あなたに馬鹿にされるのは一生の汚点ですけど その根拠は?」

頭領「こいつら馬鹿だぞ 裏切るなんて考えられるわけねーだろ」ギャハハハハハ

陸「アンタだけには!!」

海「言われたくない!!」



988:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 21:00:41.80 ID:9xV1STki0

頭領「ほれほれ 参謀も元気な子を産んだのぅ」ガシガシ

魔王女「痛いです!!」

頭領「おんしは魔王似じゃのぅ」

先々魔王「どういう意味だ」

頭領「空ちゃんの方は陸海と仲が良いのか?」

空「いつかこの馬鹿共を足で使える役所につきたいです!!」ゲシッゲシッ

陸「痛い! 餓鬼じゃなければ殴れるのに!!」

海「ってかもう殴りたいですお姉様!!」

頭領「お転婆なところは参謀にそっくりじゃのぅ」

参謀「殴りますよ」



989:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 21:38:01.89 ID:9xV1STki0

陸「頭領様! 待ってください!!」

海「王国に行くってどういうことだよ!?」

頭領「なんじゃおんしらはうるさいのぅ」

陸「それは我慢してください! それと王国に行くって!! あそこは人間の住処ですよ!!」

海「敵地に一人で行くとか正気じゃありません!!」

頭領「正気もなにもお互い納得づくの和平交渉にいくんじゃ それに空戦騎の参謀も一緒にいくしな」

陸「どうして和平なんてするんですか! 人間なんて皆殺しでいいじゃないですか!!」

頭領「ワシは喧嘩は好きじゃが殺し合いは嫌いじゃからのぅ」

頭領「最近娘が生まれてから顕著にそれが出てくるようになってな」

海「側近ちゃんと鬼ちゃんですか?」

頭領「なんでもかんでも否定せず 手を取り合えば面白い国が出来ると思うんじゃ」

陸「それなら私たちも連れて行ってください!!」

頭領「心配でもしてくれるんか?」ギャハハハハハ

海「冗談でも笑えないから」



990:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 21:43:49.73 ID:9xV1STki0

頭領「なに 心配せんでもワシは強いから死なんだろ」

頭領「なにせ参謀ですらワシの殺し方が浮かばんぐらいじゃからの」ギャハハハハハ

陸「絶対に生きて帰ってきてくださいよ」

海「頭領が死んだら私たち……」

頭領「辛気臭い顔すんな 帰ってきたら魔王も連れて飯でも食いにいくぞ!!」

陸「そしたら私たちが作ります」

海「腕によりをかけてな!!」

頭領「そりゃ楽しみじゃのぅ」ギャハハハハハ


数日後

陸「頭領と空戦騎が死んだってどういうことですか!?」

魔王「余にもわからん 魔界でも随一の実力を持つ奴らが死ぬなど……」

海「人間が卑怯な手を使ったに決まってる!!」

魔王「行くぞ! 奴らの弔い合戦だ!!」ザッ



991:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 21:54:34.31 ID:9xV1STki0

陸「あの数年後 先々代の魔王様も人間に暗殺されて殺された」

海「魔王女様や今の魔王様は人間と共存の道を目指してたけど私たちが割り切れるハズがない」

陸「私たちはあの三人が笑いあっているところをもう一度みたい」

海「だから私たちは……」


隊長「そんなのな……」ギリギリ

陸「なんだ こいつの力は……」

隊長「間違ってるに決まってるだろうが!!」ブォン

陸「私を弾き飛ばしてその遠心力で背後の海へ……」

海「くっ……!?」ドサッ

隊長「グチグチ言って! 結局自分たちのために戦ってるんだろ!!」

隊長「誰かのため……なんて言いながら戦って それで本当に彼らが喜ぶのかよ!!」

陸「知った風な口を!!」

隊長「知らないよ! 君たちが悩んでる理由を知った風な口で分かる……なんていえない!!」

隊長「でも 本当に彼らの死で悲しんだのは自分たちだけだと思ってるの!?」

陸海「「――っ!?」」



993:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 22:04:00.53 ID:9xV1STki0

隊長「悲しみながらも その死を無駄にしないために前に進んだ人もいたんじゃないの?」

隊長「その人たちに比べたら ずっと死んだ人の幻影を追い続けてる二人は間違ってる!!」

陸海「「…………」」

隊長「」ズリズリ

陸「(もう駄目だ)」

海「(殺される……っ!!)」

隊長「腕の関節が外れちゃった もう降参」ブラーン

陸海「「えっ!?」」

隊長「痛い!! 見てよブラブラしてるもん俺の腕!!」

九尾「お主様は最後まで締まらん人だのぅ」ハァ



994:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 22:13:52.82 ID:9xV1STki0

隊長「それとさ 俺の魔王の短刀には持ち主の想いを記憶する力があるんだけど」

隊長「どうも頭領が殺された時にこれが刺さってたみたいでさ 遺言っぽいのがあるんだけど」

陸「本当ですか!?」

海「早く聞かせろよ!!」ブンブン

隊長「ゆらさないで~~~!!」ガクガク


頭領「まさか勇者があれほどの実力者だったとはのぅ」ギャハハハ……

参謀「笑い事じゃないでしょう ってか心臓に短刀突き刺されてよく生きてますね」

頭領「おんしを死なせたら親友に合わす顔がないからのぅ」ギャハハハ

参謀「全く あなたの馬鹿は死んでも治りませんね」ハァ

頭領「せっかく和平が結べると思っただがの まだ人間との溝は深いか」

参謀「生物の間の溝なんてそう簡単には埋まりませんよ」



995:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 22:42:34.19 ID:9xV1STki0

頭領「陸と海の両親 同じ魔族に殺されたらしいんじゃ」

頭領「人間じゃなくワシらと同じ魔族だぞ 笑えもせんわ」

参謀「だからあれだけ気にしてたんですか?」

頭領「陸はな 姉ぶっているがあれはあれで案外寂しがりやだ」

頭領「海は周りに攻撃的なところもあるが あれで面倒見がいい」

参謀「……」

頭領「ワシら鬼族は皆家族のようなものじゃが他の種族はそうでもない」

頭領「あの二人とワシの娘が仲良くしとる時 全種族が手を取り合えると思ったんだがのぅ」

参謀「手を取り合えますよ 私たちが駄目でもその娘が 孫が頑張ってくれます」

頭領「じゃのぅ 魔王に陸と海には頑張って欲しいもんだ」

頭領「あの子らもワシの娘みたいなもんだからな」ギャハハハ


隊長「とまあこんな感じなんだけど」

陸「頭領様……」

海「ごめんなさい……」グスッ



996:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 22:54:58.80 ID:9xV1STki0

隊長「そんなことより腕腕!!」ブラーン

陸「よし! 頭領様からの遺言を教えてくれた代わりに私たちが治してあげます」グイッ

海「姉ちゃんは右 ボクは左をやるから」ゴキゴキ

隊長「ねぇ なんか変な音がするんだけど……大丈夫なの!?」

陸「……出来た?」

隊長「なんで疑問系!? おかしいよ! だって肘が6つぐらいに増えてるもん!!」

海「三節棍みたいで格好いいじゃん」

隊長「良くないよ!! モフエも~~~ん!!」

九尾「お主様は本当に仕方ないのぅ モフモフー」モフモフ

隊長「治ったよーーー!!」

陸海「「なんで!?」」


おっさん「なあ……俺このまま起きなくていいか?」

弟子「同感です あんなのの仲間と思われたくありません」



5:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 23:00:31.75 ID:9xV1STki0

前スレ>>996続き

九尾「さて 帰るかの」

隊長「はーい!!」

竜王「待て待て!! まだアタシとの勝負が終わってないだろ!!」

九尾「正直あまり気が勧まんからの 帰りたいのだが」

竜王「そうやって逃げようとしても無駄だよ 妾王だからの」

九尾「チビなのにか?」

竜王「チビ言うな!!」


隊長「さっきから気になってたけど あの人モフ神様の知り合いなの?」

九尾「ほれ 前に話しただろ 妾の娘だよ」

隊長「ナンダッテーーー」



6:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/01/28(土) 23:05:30.53 ID:9xV1STki0

九尾「魔王様との間に竜王 淫魔王 鬼王と三人産んだからの」

竜王「妾は九尾のことなど母とはちっとも思ってないがの」

隊長「おかしいよ!! こんなのってないよ!!」バン!!

九尾「どうしたんだいきなり」

隊長「あんまりだよ九尾さん!!」

九尾「確かに子持ちというのは色々と敬遠されがちだが……」

隊長「だってあの子! モフ神様の子供なのに尻尾がモフモフしてない!!」

九尾「」

隊長「世紀のモフ対決になるはずだったのに……俺はこれからなにを楽しみにこのバトルを見ればいいんだ!!」カベパン

陸「……私たちこんな奴に負けたんだよね」

海「言わないで 悲しくなるから」



14:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/04(土) 19:31:48.40 ID:sdnZHrnd0

投下はとりあえず一週間に1,2回ペースで


九尾「主様は放っておいて 妾たちも始めるかの」

竜王「初代の時代 一度も妾に勝てなかったそなたがか?」

隊長「フラグが立ったよ!!」

九尾「そういえばそうだったかの」フム

竜王「まあ妾は王で最強の竜族だから仕方がないかもしれぬが」

九尾「」スタスタ

竜王「妾に対する数々の暴言を謝るなら許して――」

九尾「」ゴンッ

竜王「痛い!?」

陸「竜王様が普通に殴られたんだけど」

海「姉ちゃんの全力で殴っても平気な顔してるぐらい堅いハズなんだけど」



15:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/04(土) 19:43:45.94 ID:sdnZHrnd0

九尾「」ゴンッゴンッ

竜王「痛い! 痛い!! 痛いって言ってるだろ!!」バッ

隊長「これが……これがモフの力だ!!」キリッ

竜王「そんなわけないだろ馬鹿!! ふっふっふ アタシにはまだ奥の手が隠されてるんだぞ」

隊長「フラグ二つ目だね」

竜王「」ゴキッバキッ

陸「竜王様の体が……」

海「大きくなって……」

黄金「これがアタシの本当の姿だ」

隊長「黄金の鱗に九本の尻尾」

黄金「この姿に戻ったアタシの力は普段の10倍はあるといっても過言じゃない」

隊長「フラグだらけ……」ガクガクガク

黄金「さあ絶望しろ」ハッハハハハ

九尾「」ハァ



16:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/04(土) 19:55:12.75 ID:sdnZHrnd0

九尾「」ブォン!!

黄金「たわばっ!?」メシッ

黄金「なんだその力は!! まさか今までは本気じゃなかったとでも!?」

九尾「仮にも娘相手に本気など出すほど 妾は餓鬼ではないわ」

九尾「それと先ほどから王だなんだと言っておるがな……」

九尾「妾にとっての王は初代魔王様ただ一人ゆえ 王を名乗るなら妾を倒してからにするのだな」ゴゴゴゴゴ

黄金「ひぃっ!?」ガクガクガク

九尾「まあその姿ならば荷運びに便利だの」フムフム

黄金「荷運びって 妾のような高貴な……」

九尾「……ん? なにか言ったか?」

黄金「なんでもないです」ガクン

隊長「最後のやり取りは子供っぽいよね」

陸「笑えないです」



18:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/04(土) 20:36:59.41 ID:sdnZHrnd0

おっさん「残党が何人か逃げたが そっちは後回しでいいな」

隊長「そういえば 陸ちゃんと海ちゃんはこれからどうするの? もし良かったら辺境村に来ない?」

陸「申し出はありがたいんですが」

海「ボクたちは罪を償わなくちゃいけないからさ」

隊長「そう じゃあまた機会があったら遊びに着てよ 歓迎するからさ」

陸「絶対に行きますから」

海「そん時はよろしくな!!」

九尾「そろそろ帰るよ ほれキビキビ動け」

黄金「チクショウ もう嫌だ」

弟子「ようやく帰れますね」

隊長「じゃあまたねー」フリフリ


陸「良い人だったな どこかあの人に似て……」

海「だな ボクたちもまた一から頑張らないと」



56:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/18(土) 18:43:24.81 ID:aei/d2Cw0

辺境村

隊長「帰って来たよー」

おっさん「んじゃ 俺は姫に報告しに帰りますわ」スタスタ

弟子「私はマスターの元に帰ります」スタスタ

副官「隊長さん……」ジーッ

隊長「ただいまって どうしてそんな目で見るの?」

副官「いえ 本当に竜を連れて帰って来たんだなと」

隊長「まあすべてモフの力だけどね」キリッ

九尾「ほれ 逆らったらまたぶっ飛ばすからの」

竜王「はい」

副官「……声からしてやはり雌ですか」ジーッ

隊長「やはりってなに? 別に女の子だから連れて来られたわけじゃないよ」



57:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/18(土) 19:19:36.92 ID:aei/d2Cw0

空「ほぅ なにやら大きな音がしたと思ったら こんな竜を従えるとはやはり我が夫じゃな」

隊長「別に従えてるわけじゃないですよ」

弓「隊長さんも疲れてるだろうし今日は帰って休みなよ」

隊長「……あれ? 珍しく優しい扱い」

鬼「明日からガンガン働いてもらわないといけねーしな」

八尾「むしろ今夜からガンガン働いてもらってもいいんですよ」ニコニコ

隊長「過労で死んじゃいます」

九尾「愛があれば大丈夫だよ」

隊長「愛があっても無理だからね」



64:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/19(日) 23:07:41.30 ID:fJOtwa3A0

ドッサリ

隊長「……なにこれ?」

副官「隊長が出かけていた間に溜まった書類各種です」

隊長「えっと 前はこんなにもなかったことない?」

副官「村人も増えましたし 書類関係をしっかりしないと後で面倒なことになるので」

隊長「判子を押すだけの簡単な仕事だよね」

副官「ちゃんと内容も確認してくださいね」

隊長「……はい」

副官「それと後で村で仕事をしている人たちへの挨拶もお願いします」

副官「いなくても仕事は出来ますけど 士気には関わりますので」

隊長「はい」



66:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/19(日) 23:26:23.37 ID:fJOtwa3A0

王様「なんじゃ ようやく帰ってきたのか」

隊長「王様は相変わらず畑仕事が似合ってますね 元王様なのに」

王様「ワシは農耕王になるからいいのじゃ!!」キリッ

隊長「なにそれ初めて聞いた」

副官「いいんじゃないですか 向上心があるのはいいことですし」

店主「でも王様だって凄いんだぜ どんどん新しい野菜を作ってくしな」

隊長「まあ人には向き不向きがあるから」

隊長「ところで勇者ちゃんは?」

副官「勇者さんなら本日は鬼さんのところじゃないですか」

隊長「あぁ 勇者ちゃん力が強いから」



67:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/19(日) 23:45:50.30 ID:fJOtwa3A0

鬼「よし! どんどん伐採しろー!!」

隊長「鬼さんのところは順調みたいだね」

鬼「隊長さんに貰った親父の金棒持ってから調子がいいぜ」ブンブン

隊長「なんであれ簡単に振り回せるんだろうね」

副官「馬鹿だからじゃないですか」

勇者「あっ! 隊長さんこんにちわ!!」ブォン

隊長「危ないよ!! 木を振り回しながら話しかけないで!!」

鬼「どうしたんだよ アタシたちの仕事なんて見ても楽しくないぜ」

隊長「いやそんなことはないけど」

副官「最近はダークちゃんのお陰で木を家の材料に使う必要もなくなったので」

鬼「俺たちは楽できるんだけどな」

隊長「そういえばあの子 そんな力あったね」



68:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/19(日) 23:54:27.52 ID:fJOtwa3A0

鬼「その分は街に回してるんだけどな」

隊長「木はあって困るものじゃないしね」

鬼「余った時間は訓練にも使えるし」

副官「最近は村に来ようとするトロルなどを水際で食い止めたりしてるらしいですよ」

隊長「それは凄いね」

鬼「どっちかっていうと 俺たちはそっちの方を楽しんでるんだけどな」アハハハ

隊長「なんにせよ無理はしない方向でお願いします」

鬼「了解」


弓「隊長さん そんな所でなにをしているんだい」

隊長「弓さんこそ なにしてるの?」

弓「私は狩りの帰りでね」



70:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/20(月) 00:09:54.19 ID:Rdn0W14e0

隊長「それでその手に持ってるのは?」

弓「狩りの最中に出会ったトロルの首だけど」プラーン

隊長「怖いよ!!」

弓「いや 焼いたら食べられるかなって持ってきたんだけど」

隊長「チャレンジナブルだね」

副官「たまに弓さんのことがわからなくなりますね」

弓「私は狩りが性にあってるからね チャレンジ精神は大切なのさ」

鬼「よーし! じゃあ今日はトロルの姿焼きだ!!」

みんな「「おぉーーー!!」」

隊長「あれ? そういう空気になっちゃうの? お腹壊しても知らないよ」

鬼「隊長さんに一番に食わしてやるからな!!」

隊長「なにそれこわい」

弓「ありがたく受け取っておいた方がいいよ」ククク



72:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/20(月) 00:48:29.91 ID:Rdn0W14e0

空「なんじゃ ようやく真打の出番というわけじゃな」

隊長「空ちゃんはなにしてるの?」

空「竜舎の掃除と荷運びじゃな 幸い今日は新しい竜の世話があるから飛ぶ必要はないが」

隊長「初期の働きたくないって言ってた頃に比べると成長したね」

竜王「お陰でアタシは苦労しっぱなしだけどな」ハァ

隊長「竜王ちゃんはもう余言葉使わないの?」

竜王「使うと狐に殴られるから使えないんだ」

隊長「あぁ そうなんだ」

空「まあなんにせよ 竜王殿が入ってくれて我も助かるぞ」アッハッハッハ

竜王「アタシも同族がいるだけマシだと思うことにした」

隊長「二人とも似てるもんね 色々と」



73:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/20(月) 01:01:04.45 ID:Rdn0W14e0

隊長「大変だ! そろそろモフの時間だから行って来るね!!」ダッ

副官「モフってなんですか……って行っちゃった」

空「まあ隊長殿のすることだから間違いはないじゃろう!!」

竜王「もうなんか 色々間違ってる気がするけどな」


隊長「九尾さん! モフしに来たよ!!」

九尾「お主様 ちょっと今は……」

妹「そうです! 兄さんは今日まで散々モフしたから自重するべきです!!」モフモフ

幼女「そうだそうだー!!」モフモフ

隊長「モフは平等!! そうですよね九尾さん」キリッ

九尾「いや 妾は二人で十分だからの」

隊長「えっ!?」ガーン

隊長「モフ……モフ……」



74:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/02/20(月) 01:06:03.44 ID:Rdn0W14e0

隊長「八尾さん! モフしにき――はぅあっ!?」

八尾「隊長様 気のせいでしょうか 愛する妻である私の前に九尾様を優先しませんでした?」ギリギリ

隊長「きのせいれしゅ!!」

八尾「そうですか では存分に味わってください」

隊長「わーいモフ! はっ!?」

ダーク「」ジーッ

隊長「ここにも敵が1人……」ゴクリ

八尾「いい大人がモフで喜んでんじゃねーぞって言ってます」

隊長「八尾さんはダークちゃんの言ってることがわかるの?」

八尾「まあ少しですけど」

隊長「ってかダークちゃんいつもそんな風に俺のことを見てたの!? 腹黒いねダークなだけに!!」

ダーク「」

八尾「」

隊長「ごめん」

八尾「いえ 大丈夫です」



103:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:08:36.05 ID:YYADzf5X0

八尾「コホン 私は隊長様のものなので許可なく触ってもいいんですよ」

隊長「モーフ!! モーフ!! ……ハッ!?」

モフ「」ベトベト

隊長「……モフ……モフ……」トボトボ

八尾「あなた! また私の尻尾を涎まみれにして!!」

ダーク「」ダッ


隊長「……モフ……モフ……」

竜王「なんだお前 浮かない顔して」

隊長「もうこれでいいや」ギュッ

竜王「これでいいやって……おい! アタシの尻尾を引っ張るな! 痛い!?」ジタバタ

隊長「」スリスリ



104:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:11:15.11 ID:YYADzf5X0

副官「今日のご飯はトロルの姿焼きです」

隊長「なにそれグロい」

弓「でも案外イケるよ これ」モシャモシャ

隊長「ホントに? だったら俺も……」

姫「チーッス 邪魔するぞ」ガタッ

隊長「お姉様!?」

姫「美味そうなもの食ってるじゃん アタシももーらいっと」モシャモシャ

隊長「俺のご飯……」

副官「今日はどうされたんですか?」

姫「前の竜騎衆討伐の件の礼と ついでに弟の結婚祝いにな」

隊長「結婚祝いはついでなんだ……」



105:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:12:42.15 ID:YYADzf5X0

姫「竜騎衆の2人はおっさんからの願いもあって 罪はかなり緩くなる予定だ」

隊長「そうなんだ それは良かった」ホッ

姫「それとお祝いなんだが……近々、魔族と王国の有力人が集まって会議をすることになってな」

姫「それにこの村を使いたいんだが……」

副官「いきなり過ぎますよ!!」

鬼「いいんじゃねえの 別に困ることはねーだろ」

副官「王族も来るんですよ! もし粗相があったら……」

姫「別に気負う必要はねーよ 魔族と人間が仲良く暮らす為に 割と仲良く暮らしてるこの村の視察も兼ねてるんだからよ」

隊長「やっぱりウチみたいな村はまだ珍しいんですか?」

姫「どっかの山の奥にいけば 禁断の恋とかで魔族と人間がいるかもしれないが ここみたいなのは他にないな」

隊長「だったら受けようよ」

副官「隊長さん!!」



106:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:15:15.39 ID:YYADzf5X0

隊長「この村を見て魔族と人間が仲良くなればそれは良いことじゃない」

隊長「俺たちだって最初は仲が良いとは言えなかったんだし」

副官「私は生き倒れで」

弓「私は居場所を探していて」

鬼「俺は盗賊やってたっけか 忘れてたけど」

空「我は軍におったな 愛による止めたが」

八尾「私は九尾様の補佐を」

隊長「だからさ みんな俺たちみたいに仲が良くなってくれるように協力しようよ」

副官「隊長さんがそういうのなら……」

姫「いやいや 良い話を聞かせてもらってありがとう じゃあ明日来るから頼むな」

みんな「「明日!?」」



107:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:16:49.76 ID:YYADzf5X0

隊長「早いよ! 明日に来るなんて!?」

姫「仕方ないだろ 魔王の奴が明日じゃないと絶対嫌だってごねるから」

副官「どうしてそんなことを……」

姫「お前たちが九尾を救いに来たときに虐めたことをまだ根に持ってるんだろ」

姫「見た目も心も餓鬼だな 全く」

隊長「見た目はともかく 中身はお姉様もとやかく言えないよう――ごめんなさい! 痛いです!!」

姫「だろうな 痛くしてるからな」ギリギリ

副官「ちなみに拒否権は……」

姫「ない ってか魔王が文句を言おうもんならアタシがぶん殴ってやるから安心しろ」ドン!!

弓「それは外交問題になるから勘弁してほしいね」

隊長「何人ぐらい来るんですか?」

姫「従者合わせて100は超えるだろ」

副官「宿泊施設が足りませんね……」

隊長「そこはもうダークちゃんに頑張ってもらうしかない」



108:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:19:19.96 ID:YYADzf5X0

姫「んじゃ 明日は頼んだぞ」バタン

隊長「えっと……どうしよう?」

副官「一度引き受けてしまったものは仕方がないですし」

弓「ってか拒否してもあの人なら強行しそうだけどね」

鬼「角材が沢山いるよな ちと頑張ってくるか」

空「ダークの奴には貴族の趣味などわからんだろう 我がそこらは指導してやるぞ」

八尾「あの子を引っ張って来ないといけませんね」ハァ

隊長「そういうわけでみんな明日は頑張ろう!!」



109:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:20:23.63 ID:YYADzf5X0

翌日

隊長「なんとか出来た……」ハァ

副官「空さんが無駄に拘るから……」

空「貴族を迎えるのなら相応の場が必要なのじゃぞ」

姫「チーッス 早めに来てやったけど 魔族の連中はまだ来てないのか?」

隊長「着てないよ」

姫「まあ嫌がらせに遅れて来るつもりだろうな」

八尾「あれじゃないんですか?」

馬車「」パッカパッカ

魔王女「遅れてしまい申し訳ない」

魔王「んーっ! んーっ!?」ジタバタ

魔王女「そこで縛られているのは無視してくださって構いません」



110:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:21:27.15 ID:YYADzf5X0

魔王女「先日は私の娘が失礼をしたようで申し訳ありません」

姫「いや いいんだけどさ」

カレー「」コソコソ

魔王女「ウンディーネ 捕獲しなさい」

ウン「合点承知だ!!」ヒュルヒュル

カレー「ガボゴボ」ジタバタ

隊長「カレーさんが溺れそうになってる」

魔王女「適当やって逃げた挙句 馬鹿と子作りした男にはこれで十分です」

魔王女「心臓を止めるつもりでやりなさい」ニヤリ

隊長「なにあの人 こわいよ」ガクガクガク

エルフ長「キサマは相変わらずだな」

隊長「おやエルフ長さん お久しぶりです」



111:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:22:31.95 ID:YYADzf5X0

エルフ長「今日はエルフ女王様の護衛で来たのだが……」

ダーク「」ヨジヨジ

エルフ長「どうしてこんな辺境な場所で行うんだか……」グチグチ

ダーク「」ペロペロ

エルフ長「キサマからもなにか言え!!」キリッ

隊長「エルフ長さんの言いたいことはわかったけど……」

ダーク「」ペロペロ

エルフ長「」ニヤニヤ

隊長「本当にダークちゃんが好きなんだね」



112:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:24:22.58 ID:YYADzf5X0

エルフ女王「おや そこを行くのはいつかの人間」

隊長「エルフ女王様 お久しぶりです」

エルフ女王「あなたも元気そうで忌々しい」チッ

隊長「やっぱり人間嫌いなんだ」

エルフ女王「魔王女が知り合いでなければ来ませんでしたよ」プイ

エルフ女王「エルフ長 行きますよ」

エルフ長「やーめーなーさーい!!」ニヤニヤ

ダーク「」ニコニコ

エルフ女王「」スタスタ

隊長「いいんですか?」

エルフ女王「ペットの世話をしているだけなので問題ないです」



113:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:25:24.00 ID:YYADzf5X0

姫「よお 迎えに来ないからどこにいると思ったら」

王様「なんじゃ 嫌味でもいいに着たのか?」

姫「まあ冷やかしには来ようよ思ったけど 良い顔してんじゃん」

王様「フン 当たり前じゃ 今はこの畑がワシの領土じゃからな」

王様「王国を相手にしておる時よりもやり易いわ」ザックザック

姫「親父は政だけなら誰にも負けないほどだったからな」

王様「その才を誰も受け継がんからな 本当に親不孝ものだ」

姫「それはどうかな 案外面白いことになってるかもしれないぜ」

王様「どうでもいいよ」



114:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 03:41:11.92 ID:YYADzf5X0

隊長「九尾さん」

九尾「なんじゃ主様」ファア

隊長「妖魔族って九尾さんと八尾さんがいなくなって大丈夫なのかなって」

九尾「妖魔族にはそこそこ優秀な奴がおるからな ほれ あそこにおる男子がそうだ」

妖魔「九尾様! お久しぶりです!!」

九尾「お主もしばらくよの」

妖魔「九尾様もお元気そうでなによりです ところで八尾さんはどこですか?」キョロキョロ

九尾「あちらにおるよ」ホレ

妖魔「では挨拶に行ってきます」スタスタ


隊長「凄い良い人だったね」

九尾「実際に能力は八尾と互角かそれ以上だからの」

隊長「あれ? でも八尾さんは自分と釣り合える人がいないから独身だったんだよね」

隊長「あの人じゃ駄目だったの?」

九尾「うん……まあの……」



115:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 04:02:51.74 ID:YYADzf5X0

妖魔「八尾さん! お久しぶりです!!」フリフリ

八尾「うわぁ なんであなたが着てるんですか?」ヒキッ

妖魔「わっほい!! 八尾さんの罵倒は相変わらず五臓六腑に染み渡るなぁ」シミジミ

妖魔「まずは手始めに私めに一発お願いします!!」

八尾「気持ち悪いです!!」パチンッ

妖魔「あはんっ!? もっと!もっと!!」フリフリ

八尾「だから気持ち悪いと言ってるでしょう!!」バチッバチッ


隊長「本当に大丈夫なの?」

九尾「もう駄目かもしれんの」



116:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 04:17:48.14 ID:YYADzf5X0

隊長「ん?」

魔王「」チラチラ

隊長「なんか幼女に見られてる」

空「ほれ そんな所に隠れておらんで出てこんか」

魔王「ちょっと! 余は別に隠れてなどおらん!!」

隊長「お久しぶりです魔王様 飴ちゃんいる?」ナデナデ

魔王「余と視線を合わせるな! 子供扱いをするな! 頭を撫でるな!!」バッ

隊長「こうして見ると 空ちゃんと魔王ちゃんはそっくりだね」

魔王「キサマッ!! 余を侮辱しおってからに! こんなババアと一緒にする――ヒィッ!?」ビクッ

空「いくら姪でも言っていいことと悪いことがあるんじゃぞ」ギリギリ

魔王「はいごめんなさい」ガクガクガク



117:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 04:31:43.67 ID:YYADzf5X0

隊長「一応 対応も終わったし修羅場も見られて満足だね」

「隊長さん!!」

隊長「どうしたの副官ちゃ――」

副長「隊長さん! お久しぶりです!!」ダキッ

隊長「って副長ちゃん!? どうしてここ――ハッ!?」

副官「」

弓「」

鬼「」

空「」

八尾「」

隊長「こ 殺される……」ガクガクガク



118:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 04:46:55.76 ID:YYADzf5X0

副官「それで その人は誰なんですか?」ギロリ

隊長「前に俺が隊長やってた部隊の副長です」ボロボロ

副長「隊長さんをこんな風に痛めつけるなんて 酷い人たちです」ナデナデ

副官「人の家の問題に首を突っ込まないでくださいませんか?」ヒクヒク

副長「出会ったのは私が先なんですから関係ありませんわ」

隊長「落ち着いて落ち着いて!!」

副長「隊長さんに褒められたくて今は姫様直轄の千人隊にまでしたんですよ」ハァ

隊長「それは凄いよ」

副官「懐柔されないでください!!」

隊長「はい」



119:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/05(月) 05:15:18.48 ID:YYADzf5X0

弓「なんか副官ちゃん やけに荒ぶってるね」

副官「だって私とキャラ被ってるじゃないですか!!」ドンッ

隊長「」

弓「」

副官「」ゴツゴツ

副長「」ボインボイン

弓「なに 君には君だけの個性があるだろうに」ポンポン

副官「いきなり優しくならないでください!!」

隊長「うん 大丈夫……大丈夫……」ブツブツ

副官「隊長さんは早く戻ってきてください」



158:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/24(土) 19:27:08.14 ID:XfRH/Vmf0

隊長「ところで副長ちゃんは姫様の護衛?」

副長「いえ。人間視点でこの村に住んでみなさいって姫様が」

空「ということはお主もこの村に住むんじゃな」

副長「皆さんこれからよろしくお願いしますね」ペコリ

副官「えぇ。今すぐ帰りたくなるぐらいに指導してあげますので覚悟してください」

副長「わかりましたわ。よろしくお願いします、絶壁先輩」ニコリ

副官「では表に出なさい。早速上下関係を叩き込んであげますから」チャキ

副長「やってみろよ絶壁吸血鬼」ガチャ

バタン

弓「あの2人は大丈夫なのかい?」

隊長「まあ副長ちゃんも強いから大丈夫だと思うけど。あれで結構やんちゃだし」



162:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/24(土) 19:50:08.86 ID:XfRH/Vmf0

翌日

隊長「この村の名物? モフ神様ですよ」キリッ

九尾「モフ神だよ。なにやらこの村の名物らしい」

魔王「あのな。一応そなたは死んでおることになっているんだから出てくるなと」

隊長「モフ神様になんてことを!!」ポカポカ

魔王「痛い!? 殴るな!! 側近たちも見ておらんで助けんか!!」

姫「あー。それじゃあ魔王の子守はあいつに任せて他の連中はあっち行くぞー」スタスタ

魔王「子守!? 余は子供ではない!!」カッ

九尾「ほれ。そんなこと言わずにモフしていくがよいよ」

隊長「そうだよ! モフしよう!!」

魔王「やめろ! 引っ張るな!!」ギャーギャー



163:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/24(土) 19:59:29.82 ID:XfRH/Vmf0

姫「それでどうだよエルフ女王さんよ」

エルフ女王「どうとは?」

姫「この村の人間や魔族みたいに仲良くしてみねーかって」

エルフ女王「……」

姫「おっ! 幼女ちゃんじゃんかー元気してたー?」

幼女「姫様! 幼女元気だよ!!」

姫「この子は人間と魔族の子供だ。外の世界のことなんてなにも知らない」

姫「幼女みたいな餓鬼の暮らしやすい世界を作るのがこれからのアタシたちの仕事だぜ」ワシャワシャ

幼女「いーたーいー!!」

姫「つーか反対してるのお前だけなんだから早く首を縦にふれ」

エルフ女王「……」



164:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/24(土) 20:13:10.12 ID:XfRH/Vmf0

隊長「モーフ!! モーフ!!」

魔王「モーフ!! モーフ!!」

姫「なにやってるんだあいつら」

隊長「お姉さま! モフですよモフ!!」

魔王「そうだ! モフは最高だ。余の家にも1人欲しい」

姫「弟。大事な話があるから村の主要人物連れて後でアタシたちの宿まで来い」

隊長「モフが終わってからいきます!!」キリッ

姫「やっぱ今から来い」グイッ

隊長「モーフー!!」ズルズル

九尾「主様は相も変わらずだの」



165:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/24(土) 20:23:32.26 ID:XfRH/Vmf0

副官「それで何の用ですか? 皆を集めて」

姫「そうだな。弟はこの村がどうやって出来たか覚えてるだろ」

隊長「モフの導きです!!」キリッ

姫「それで?」

隊長「王様から再興して欲しいって勅命があったので」ボロボロ

姫「実際この村が再興出来るなんて当の親父だって思ってなかっただろうな」

隊長「……」

姫「そこは勿論アタシや他の連中だって評価している」

姫「村の規模を大きくしたり、魔族と一緒に暮らしたりなどなど」

姫「それも踏まえて隊長には新しい命令を下すことにした」

隊長「新しい命令?」

姫「この村を取り壊せ」

隊長「えっ!?」



166:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/03/24(土) 20:34:43.12 ID:XfRH/Vmf0

姫「まあそれは半分冗談だとしてだ」

隊長「お願いだから心にくる冗談はやめてください」

弓「でも半分は本気なんだよね」

姫「この世界は今、魔族と人間が手を取り合おうと、変わろうとしている」

魔王「それで余たちが話し合って色々と考えて決まったのだ」

姫「この大陸の国境付近に新しい王国を作ろうと思ってる。人間と魔族が分け隔てなく暮らせる国をな」

隊長「それとこの村がなにか?」

姫「国を作るたって1年2年で出来るってわけじゃない。少なくとも10年以上はかかると見ている」

姫「それにいきなり国を作って今までいがみ合ってきた種族が一緒に暮らすのは無理があるだろう」

鬼「そんなことはないと思うけどな」

空「お前は盗賊やってたからじゃろうに」



180:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 10:52:50.28 ID:tQKixTJR0

姫「だから国が出来るまでに魔族と人間が取り合えず一緒に作れる街を作ろうって話になった」

魔王「お誂え向きに魔族と人間の仲がそこそこ良くて街に相応しい土地もあり、交易も出来る村があったしな」

隊長「もしかして……」

姫「この村が魔族と人間の架け橋の第一歩となる街となる」

姫「2年時間をやる。金も人も工面してやるからこの村を街にまで発展させろ。これが姫からの命令である」

隊長「……ふぇ?」

副官「隊長さん! 変な顔してないで! これは名誉あることですよ!!」

弓「そうだね。辺境の村が国からの正式な命令で街になるんだ」


姫「あれを見ていると若い連中がこれからの国を作ってくってことがわかるだろ」

エルフ女王「知りません」



181:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 10:55:52.57 ID:tQKixTJR0

姫「ちなみに弟はこの任から外れてもらうから」

隊長「モフしょい! モフしょい!!」

姫「だから聞けよ」

隊長「はい。どういうことでしょうか」ボロボロ

鬼「そうだぜ! 隊長はこの村を大きくするために粉骨砕身で頑張ってきたんだぞ!!」

空「それに隊長がいないなら我らがいる意味もない」

空「最悪。可愛い姪を人質に取るという手もあるからな」ジロッ

魔王「ひぃっ!?」

姫「まあ確かに魔王は色々隙だらけだが話は最後まで聞け」

隊長「…………」



183:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 11:13:14.44 ID:tQKixTJR0

数年後 辺境街


副官「隊長さんお久しぶりです。そちらでは如何がお過ごしでしょうか?」

副官「こちらは街となってから毎日が忙しくて大変です」

副官「他の住民の近況を簡単に話して行こうと思います」








184:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 11:39:31.32 ID:tQKixTJR0

副官『弓さんは新しく出来た人と魔族が通う学校の先生をしています』

副官『元から教えるのが得意だったのか、結構様になっていると生徒からも評判です』


弓「とにかくだ。男の人は繋いでおかないと直ぐに浮気をするから気をつけた方がいい」

生徒1「先生の旦那さんは浮気とかするんですかー?」

弓「浮気はしないけどね。自覚なしに女の子を引き寄せるから見てるこっちはハラハラしっぱなしなんだよ」

生徒2「先生! 授業をちゃんとしてくださーい!!」

弓「これもちゃんとした授業さ。物事に囚われていては前には進めないよ」


副官『授業をしっかり進めているかどうかは甚だ疑問ですけど』



185:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 12:07:35.17 ID:tQKixTJR0

副官『鬼さんは増えすぎた街の住民と、それに伴う犯罪増大防止のための自警団の団長をやっています』

副官『元を正せば盗賊時代から魔族と人という関係性に全く隔たりを感じていなかった人だから、そこは上手くやれているそうです』


鬼「とはいっても治安は案外いいから当面の敵は畑を荒らすゴブリン共だな」

鬼「それと全然連絡を寄越さない隊長さん」ギリッ

夫「お頭がお頭に戻ったのはいいけど」

牧場主「やっぱり隊長さんがいないとイライラしてる」

坊主「こういう時は神仏に祈り……」

鬼「よっしゃー!! 盗賊でも探しに行くぞお前らー!!」


副官『あの人はどんなことがあってもいつも通りです』



186:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 12:12:00.20 ID:tQKixTJR0

副官『空さんはというと、あの人は本格的に輸送便の大本になっています』

副官『最近では竜王さんと一緒に色々やっているらしいです』


空「だからもう少し詰めるじゃろ」ホレ

竜王「無理に決まってるだろ!! 飛ぶのはアタシだぞ!!」ガー

空「お前が私は竜王だから他の竜を従わせる!! なんていって任せた結果じゃろうに」

竜王「うぐぅ。アタシは竜の王なのになんでみんな言うこと聞かないんだよ!!」

空「知るか。ほれ早く乗せて飛ぶんじゃ!」

竜王「悪魔! ここに悪魔がいる!!」


副官『あのコンビはただでは死なないので大丈夫です』



187:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 12:16:15.47 ID:tQKixTJR0

副官『九尾さんは……あの人はまあ相変わらずです』

副官『隊長さんの代わりに村長代理をやっていますが、まああれですから』


九尾「なにか面白いことはないかの」

少女「だったら面白い話聞かせてー!!」モフモフ

九尾「面白い話のぅ。妾に出来るのは2000年生きてきた分の話だけだがの」

妖精「その前にアンタは仕事しなさいよ」


副官『あの人もあの人で優秀なので』



188:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 12:37:01.90 ID:tQKixTJR0

副官『八尾さんは最近では丸くなったというか』

副官『ダークちゃんと一緒に街つくりの方を頑張っています』


八尾「はい。ではあちらに家を作ってください」

ダーク「」ブンッ

八尾「相変わらずあなたの魔法は凄いですね」

ダーク「」ドヤァ

八尾「でもどうして木の上に作るんですか!! 地面に建てなさいって言ってるでしょう!!」

ダーク「」ドヤァ

八尾「ドヤ顔して誤魔化そうとしても駄目です!!」


副官『……あのコンビも相変わらずですね』



189:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 12:56:08.67 ID:tQKixTJR0

副長「おや絶壁さん。なにを書いているんですか?」

副官「負け犬さん。愛しい旦那様に手紙を書いていたんです」

副長「そうですか。それで誰が負け犬だおい」

副官「あなたですよ。未だに隊長さんに未練タラタラの癖に」

副長「私がつかえる主はあのお方ただ一人ですので」

副官「いき遅れwwwwwww」

副長「表に出なさい。その絶壁を更に凹ませてあげますから」

副官「上等です!!」


副官『隊長さん。私たちは元気です』



190:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 13:08:47.53 ID:tQKixTJR0

同時刻 武の国


隊長「うーん。今日も仕事が終わったぞー じゃあ帰るね」フリフリ

姫「おい。どこに行こうとしてるんだ」

隊長「これはこれはお姉様。どこに行こうもなにも家に帰るに決まってるじゃないですか」

姫「そうか。じゃあアタシと一緒に帰ろうか」

隊長「いやいや!! お姉様の手を煩わせるまでもなく一人で帰れますって! もう子供じゃないんだし」

姫「遠慮するなよ。兄弟だろ」

隊長「」ダッ

姫「はい。逃げようとしても無駄だからな」ガシッ

隊長「嫌だー!! もう帰るんだい!! モフ分が足りないから!!」



191:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 16:56:20.49 ID:tQKixTJR0

姫「新しく出来る武の国の宰相に任命してやったのになにが不満なんだよ」

隊長「不満だらけだよ!! 無理矢理拉致ったじゃん!!」

姫「副官たちは快く送り出してくれただろ」

隊長「圧倒的……ッ! モフ不足……ッ!!」ザワザワ

姫「だから秘書にはモフ出来そうな犬神の獣人つけてやっただろ」

隊長「秘書さん超怖い。絶対に嫌われてるよ。モフさせてくれないし」

姫「そうかぁ? あいつアタシの前だと弟のことばっかり話してるぞ」

隊長「陰口怖いです」ガクガク

姫「……まあいいか」

隊長「良くないよ!! みんなから来る手紙にはしつこく浮気してないかって書いてあるし!!」

姫「それは……仕方ないだろう」

隊長「俺がそんなに軽薄な人間に見えるの!?」ドンッ

姫「見えるんじゃね?」

隊長「」



192:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 17:01:14.04 ID:tQKixTJR0

隊長「お お姉様も冗談が上手いな~~~」エヘヘ

姫「例えば酒場の看板娘で猫獣人の猫ちゃんは?」

隊長「あの子は可愛いよね。優しいし気前がいいし言うことなしだよ」

隊長「一人暮らしの男の家にまで来て料理を作ってくれるしね!!」

姫「それ多分弟だけだぞ」

隊長「まっさかー!! それじゃあまるで猫ちゃんが俺のこと好きみたいじゃん」

姫「」

隊長「ないない」



193:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 17:10:24.18 ID:tQKixTJR0

姫「えっとだな。兵士長やってる騎士はどうだ? つーかアタシの部下なんだけど」

隊長「あの子もいい子だよね。俺のことをなんだかんだで心配してくれるし」

隊長「辺境村では割とボコボコにされる毎日だったからああいうタイプは新鮮かな」

隊長「隊長さんが危険な目に遭ったら守ってあげますーって」

姫「それって告白に聞こえるんだが」

隊長「まっさかー! あの子はまだ若いんだからさ 俺みたいなおっさんなんて眼中にないよ!!」

姫「あいつ。年上好きだって前に話してたけどな」

隊長「それでもないよ俺みたいな駄目人間。お姉様の冗談マジウケルwwwwww」

姫「そういや親父も側室が沢山いたな」ハァ



194:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 17:23:32.77 ID:tQKixTJR0

姫「女関係に足を突っ込むのは構わんが 刺されるなら国が出来上がった後に刺されてくれ」

隊長「お姉様。それ全然冗談になってません」

姫「冗談だよ。まあ頑張れよ。アタシは期待してるんだからな」

隊長「その前に過労死しない程度に仕事を渡すように秘書さんに言ってください」

姫「さーて!! 仕事に行くかな!!」

隊長「なんで誤魔化すの!? それに仕事は終わったばっかりじゃん」

姫「勤労意欲!!」スタスタ

隊長「ねえ答えてよ!!」



196:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 18:37:51.81 ID:tQKixTJR0




後に語り継がれることになる魔族と人の間に起こった1000年戦争の中で誰にも語られることがなかった英雄がいた


彼は人と魔族を影で繋いだ後継者とも言われ とある村の再興に成功した男とも 武の国の初代王様とも語り継がれている


色々と説はあるが 彼の生き方は後の人々に1つの指針を残した


人も魔族も分かり合える そんな心を持った人が1人でもいればなんとかなるだろうと


困難があっても前に進むだけの力と仲間がいればきっと道は切り開けるのだから







197:オクラトウフ復興委員会 ◆fSfU0o85Qo:2012/04/14(土) 18:38:43.28 ID:tQKixTJR0






           王様「お主には辺境村の再興を頼む」隊長「なにそれこわい」





                                                 終わり






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[ 2014年04月16日 15:54 ] カテゴリ:SS | TB(0) | CM(0)
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